




ドバイ:世界最大のエネルギー会議・展示会であるアブダビ国際石油展示会・会議(ADIPEC)では、11月4日から7日まで日本パビリオンが開催され、日本企業8社が気候変動問題に関する様々な解決策を提示した。
「Connecting Minds. Transforming Energy」をテーマに開催された今年のADIPECは、40年にわたるエネルギー・リーダーシップの集大成であり、172カ国から205,139人という記録的な参加者を集め、UAEの招集力と、エネルギー、テクノロジー、イノベーションの世界的ハブとしての役割を浮き彫りにした。
この数字は、昨年と比較して2万人以上の参加者増となり、世界的な参加者の増加と多様性を示している。
日本パビリオンの広報担当である高田なおはる氏は、アラブニュース・ジャパンの取材に対し、今年のテーマは「カーボン・ニュートラルを実現する技術」であったと語った。
「今年の日本パビリオンは日本の経済産業省が主催しました。2050年までにカーボンニュートラル社会の実現を目指し、水素、カーボンリサイクル、エネルギー効率化など、日本企業8社の様々なソリューションや技術を展示しました」
「特に、現在日本とUAEの間で進められているJU–CAT(Japan-UAE Coordination scheme for Advanced Technology)を特集しました。今回のADIPECでも、JU-CATに参加するベンチャー企業3社が、ユニークで優れたカーボンニュートラル関連技術を出展しました。ADIPECは、ベンチャー企業を含む様々な層の最新技術を紹介する絶好の機会を提供してくれました」と述べた。
さらに、ADIPECの会議プログラムでは、テクノロジーとAI、金融、若者、グローバル・サウスから新たな声を迎えた4つの新しい会議が開催された。370のセッションを通じて、参加者は40人の閣僚を含む1,800人以上の国際的な講演者から、セクターを超えた協力によって実現できる経済的機会について話を聞いた。
さらに、今年のADIPECの日本パビリオンのハイライトのひとつは、2025年国際博覧会の公式マスコットキャラクター(ミャクミャク)がUAEで初めてイベントに登場したことだ。
今回のADIPECは、この会議の豊かな遺産の上に築かれたものであり、脱炭素化という重要な使命においてエネルギー部門を団結させ、本質的な議論を刺激し続け、今後数年間のエネルギー業界の持続可能な未来を形作る変革的パートナーシップを形成するものである。