
オークランド:グランドスラム・シングルスで4度の優勝を誇る大坂なおみは、オークランド・テニス・クラシックの準々決勝でジュリア・グラバーを7-5, 6-3で破り、2025年のスタートを華々しく飾った。
大坂は、うねるような風と長い雨の中断を乗り越え、2回戦を楽に突破した。風の影響でボール・トスが乱れる場面もあったが、大坂はどの場面でもサーブを落とすことなく、各セットでグラバーを1度ずつブレークし、2度目のオークランド準々決勝進出を決めた。大坂は2017年にニュージーランドを訪れた際にもベスト8に進出している。
「彼女は私にとって本当にタフな相手で、自分のことに集中し、緊張しないようにしなければと思った」と大坂は言った。
「素晴らしいコーチから、素晴らしいアドバイスをもらったわ」と大坂が付け加えたのは、最近チームに加わったパトリック・ムラトグルーで、以前はセレナ・ウイリアムズと長い付き合いがあった。「私はただ、自分のポイントに集中し、出なければならないときはスイングすることを心がけました。でも、幸運なことに、私はもう1回戦をプレーするためにここにいます」
大坂は、10月のチャイナ・オープンで2024年のシーズンを終えた背中の故障の兆候を再び見せなかった。大坂は自由に動き回り、滅多にネットに出ることはなかったが効果的で、特にフォアハンドからハードに打ち込んでいた。
大坂のファーストサーブは強力な武器で、サーブを入れたときのポイントの80%を彼女が獲得した。
第1セットは、第12ゲームまでサーブがブレークされることなく、タイトな展開となった。大坂は、前のゲームで40-15とリードしていたときに降った雨によるディレイから復活し、サーブをキープしてすぐさまオーストリアの選手をブレークし、第1セットを先取した。
第2セット、大坂は最初の3つのサービスゲームのうち、2つのゲームでラブまでサーブをキープし、第6ゲームでグラバーをブレークして4-2と先行した。大坂はその後も気持ちよくサーブをキープし、最初のマッチポイントで試合を締めくくった。
オークランド大会は、1月12日に開幕する全豪オープンに向けての調整大会だが、火曜日に元全米オープン・チャンピオンのエマ・ラドゥカヌが背中のケガで棄権したため、スター選手の一部が姿を消した。また、エリーゼ・メルテンスもケガで棄権し、大坂はよりオープンなドローに臨むことになった。
AP