
ロサンゼルス:世界の野球界の安打王、鈴木イチローが火曜日、日本人選手として初めてメジャーリーグの殿堂入りを果たした。
このシアトル・マリナーズのスター選手は、ニューヨークのクーパーズタウンに殿堂入りする2025年殿堂入り選手の筆頭であり、CC・サバシア投手とビリー・ワグナー救援投手も含まれている。
しかし、ヤンキースの名投手マリアノ・リベラは、満場一致で殿堂入りを果たした唯一の選手である。
マリナーズの球場で記者会見したイチローは、正式に殿堂入りの連絡を受けた後、まだこのニュースを消化していると語った。
「幸せや喜びは後からやってくると思います。そのときは、ただほっとしました」
クーパーズタウンへの招集は、母国でスターダムにのし上がった時でさえ、彼が想像していなかったことだった。
「MLBでプレーするチャンスがあるかどうかさえわからなかった時期がありました。だから、ここにいること、そして殿堂入りを果たしたことは、僕にとってなんと光栄なことです。特別な日です。
マリナーズは、来年8月に彼の51番ジャージを引退させると発表し、さらに特別な日となった。
東京都の林芳正官房長官は記者団に対し、「イチローは多くの人々に夢と希望を与えたスーパースターだ」と語った。
日本のホームラン王、王貞治氏は 「とても幸せな瞬間 」と語った。
現在MLBのトップスターである大谷翔平選手のことを指して、「大谷選手にはこれからも頑張って、日米の差を縮めていってほしい」とNHKのコメントで語った。
2001年にマリナーズでデビューしたイチローは27歳で、投手としてではなく、日本人として初めてアメリカのメジャーリーグでプレーしたポジションプレーヤーとなった。
その年、イチローはアメリカン・リーグの最優秀選手賞と新人王を受賞し、その後オールスターに10回、ゴールド・グラブ賞に10回、シルバー・スラッガー賞に3回ノミネートされた。
MLBで3089安打を放ち、日本での9年間で1278安打を記録した。
プロ通算4,367安打は、MLB歴代最多のピート・ローズ(4,256安打)を上回り、球団史上最多記録である。
イチローはメジャーリーグ19シーズンで2度の打点王、1420打点、509盗塁を記録し、その一方で、MLBでの活躍を疑問視する声もあった中、アメリカへの移籍を目指す日本人選手の視野を広げた。
2004年、イチローは2度目の打点王に輝き、ジョージ・シスラーの84年前の記録を更新する262安打を放った。
彼はヤンキースとマーリンズで短期間プレーした後、マリナーズでキャリアを終え、2019年に引退し、会長付特別補佐としてクラブに残った。
マリナーズのジェリー・ディポト会長は、「イチローは本当に唯一無二の存在だ」
「彼の献身性、伝説的な労働倫理、肉体的持久力、精神的タフネス、細部へのこだわり、そして試合への情熱は、すべて別次元のものだ」
ニューヨーク・ヤンキースでワールドシリーズを制した左腕先発投手のサバシアも、資格取得1年目で選出され、堂々たる閉幕投手のワグナーも、10回目にして最後の作家投票での選出となった。
サバシアは3,577イニング以上を投げ、251勝を積み上げた。3,093奪三振を記録した彼は、3,000奪三振と250勝以上を挙げた15人の投手のうちの1人であり、3人の左腕のうちの1人である。
2007年にはクリーブランドでアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞し、2009年にはヤンキースのワールドシリーズ制覇に貢献した。
ワグナーは、殿堂入りを果たした9人目のクロージング投手である。アストロズ、フィリーズ、メッツ、レッドソックス、ブレーブスでの16シーズンで422セーブ、1196奪三振を記録し、オールスターに7度選出された。
AFP