エルサレム:ベンヤミン・ネタニヤフ首相は木曜日、ハマスとの戦争を中断する合意の一部として、イスラエルがエジプトとの国境沿いの重要なガザ領土の支配権を保持することを要求した。
この条件は、停戦後はイスラエルはガザ全域から撤退しなければならないというハマスの立場と対立する。
ネタニヤフ首相は、イスラエルの交渉担当者がカタールでの調停者との会談から戻った後、イスラエルはエジプトからハマスに武器が届くのを阻止する必要があると述べた。
この措置が恒久的なものになるかどうかは明言しなかった。しかし、イスラエルがエジプトとのラファ検問所と国境沿いのいわゆるフィラデルフィア回廊のパレスチナ側の支配権を保持すると主張したのは初めてのことだ。
ネタニヤフ首相によると、モサド情報部長官のデビッド・バルネア氏率いるイスラエルの交渉団は、4つの「鉄壁の原則」と呼ぶものを守るためにドーハに赴いたという。
ネタニヤフ首相は、それを、エジプトからハマスに武器が届くのを阻止すること、何よりもまず、イスラエルがフィラデルフィア回廊とラファ検問所を管理すること」、武装勢力がガザ北部で再編成するのを許さないこと、そして最大限の人質が解放されるようにすること、とした。
米国がカタールでの会談について「慎重な楽観論」を表明する一方で、ネタニヤフ首相は、10月7日の攻撃で奪われた人質を取り戻すことを「神聖な使命」と呼び、「全力」でハマスと戦い続けることを誓った。
イスラエルの数字に基づくAFPの集計によると、イスラエル南部への攻撃で、民間人を中心に1195人が死亡した。
武装勢力は251人の人質も確保し、そのうち116人がガザに残っている。11月の1週間の停戦中に、約105人の人質が解放された。
ハマスが統治するガザの保健省によれば、イスラエルの報復攻撃によって、ガザでは少なくとも38,345人が死亡した。
「ネタニヤフ首相は、あいまいさやためらいは、これまでの成果をもたらすことはなかったし、今後ももたらすことはないだろう」
「私は人質解放の大筋にコミットしているが、ハマスのテロリストは大筋に反する要求を主張し続け、イスラエルの安全を脅かしている」と付け加えた。
AFP