
東京:東京都は、9月に開催される世界陸上競技選手権大会と11月に開催されるデフリンピックを通じて、都民のスポーツ参加率を向上させると発表した。
11月に実施された調査によると、スポーツに参加している人の割合は4年前の同様の調査から3ポイント減少し、63.3%となった。
しかし、東京都は 「都として初めて、スポーツを通じた幸福感の向上を可視化した」と述べている。スポーツを応援することに幸福感がある、と答えた人は80.2%に達した。
また、デフリンピックを知っていると回答した人は39%で、ほとんどの国より高かった。他国の認知度はアメリカ(39.8%)、ブラジル(38%)、韓国(31%)、イギリス(28.4%)など。
東京都の認知度は、2021年にはわずか10.4%だったが、2023年には14.8%、2024年には39%まで上昇した。
都はスポーツ参加率70%、障がい者参加率50%を目標に掲げており、「大会を契機に、障がいの有無にかかわらず、誰もがお互いの違いを認め合い、尊重し合うインクルーシブな社会の実現に貢献していく」としている。