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「心を失わなかった」: 日本代表バックキーパー、9年ぶりの再出場

プロ17年目の34歳は、川崎フロンターレのアジアチャンピオンズリーグ、セントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)とのホームゲームで先発するまでは、わずか24試合の出場にとどまっていた。(AFP)
プロ17年目の34歳は、川崎フロンターレのアジアチャンピオンズリーグ、セントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)とのホームゲームで先発するまでは、わずか24試合の出場にとどまっていた。(AFP)
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20 Feb 2025 06:02:21 GMT9
20 Feb 2025 06:02:21 GMT9

 今週、日本代表の安藤駿介は9年ぶりに試合に出場した。

プロ17年目の34歳は、火曜日の川崎フロンターレのアジア・チャンピオンズリーグのホームゲーム、オーストラリアのセントラルコースト・マリナーズ戦で起用されるまで、わずか24試合の出場にとどまっていた。

安藤は2016年5月に先発出場しているが、錆びついた様子はまったくなく、すでに次のラウンドへの出場権を獲得していた川崎が2-0で勝利を収めた。
安藤はJリーグ1部の川崎で1シーズンを過ごしたが、AFPの取材に対し、これまでのキャリアに後悔はないと語った。

「ゴールキーパーは特別なポジションで、簡単に変えることはできない。でも、チャンスが来ると思っていたし、チャンスが来たときに活躍できるようにトレーニングしてきた」

「自信をなくしたことはないし、心が折れたこともない。もちろん悔しい思いはあるけど、モチベーションが下がったことはない」

安藤は川崎のユースを経て2009年にプロ入りし、2年後にデビューを果たした。

湘南ベルマーレにレンタル移籍し、15試合に出場した。

しかし、川崎のトップチームへの道は閉ざされたままだった。

安藤は、川崎でプレーすることが「最も重要なこと」だと決断する前に、キャリアの早い段階で他のクラブへの移籍が頭をよぎったと言う。

「この間プレーできたことは、僕にとって本当に幸せな瞬間だった」

「もし他のクラブに移籍したら、僕の情熱は下がってしまうと思う」

世界のサッカー界で、キャリアの大半をベンチやスタンドで過ごしたGKは安藤だけではない。

スペインのアルベルト・ジョルケラは、2000年代にバルセロナに在籍した6年間でリーグ戦7試合に出場し、イングランドのスチュアート・テイラーは、かつてアーセナルとアストン・ヴィラに在籍したが、21年間のキャリアで出場した試合数は100試合にも満たなかった。

安藤は、自分をバックアッパーだと思ったことは一度もないと言い、次の試合に選ばれるつもりで毎日トレーニングをしている。

もし自分が選ばれなかったとしても、他の選手たちのモチベーションを上げ、チームから外された選手たちに同情的な耳を貸そうとする。

安藤はまた、クラブの他のゴールキーパーたちをトレーニングで気を引き締めるという重要な役割も担っていると言う。

「クラブに4人のGKがいて、全員がトレーニングで良い競争をしていれば、全員が上達し、チームにとっても良いことだ」

「そして、誰がプレーし、誰がベンチにいるのか、誰がスタンドにいるのかを知るんだ」

「もし気を抜くと、すべてが崩れてしまう」

川崎は日本で最も成功したチームのひとつであり、2017年から2021年までの5シーズンで4つのJリーグタイトルを獲得した。

安藤はその祝賀会に参加したが、プレーをしなかったことで「満足感」に欠けたことを認めている。

昨シーズンは2試合しか出場できず、アジアチャンピオンズリーグにも登録されなかった。

しかし、今節の先発復帰というサプライズは、歯が立たないセントラルコースト相手にセーブする必要はなかったとはいえ、彼の中に新たな火を灯した。

「またプレーしたいし、ハングリー精神が高まるんだ」

「次の試合も、その次の試合も、その次の試合もやりたいんだ」

「クリーンシートは自信になる」

「自分がやってきたことが間違っていなかったという証拠だ」。

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