アミン・アッバス

元客室乗務員のチエ・レテリエ氏は、人生でやりたいことは飛ぶことだけではないと決意した。そろそろ地に足をつけて、本腰を入れて仕事に取り組む時が来たのだ。

彼女は他の道も探求したいと考え、UAEの新オーガニック日本茶ブランドMatcha Oasisを立ち上げた。

アラブニュース・ジャパンとのインタビューで、レテリエ氏は客室乗務員として働いていた時の経験について語った。「私は、さまざまな人々と出会い、多様な文化に浸るという忘れられない経験をしました。もし母国に留まっていたら、このような機会は得られなかったでしょう」

「でも、私はビジネスに挑戦してみたかったのです。そして今、ここにいます」と彼女は語った。

レテリエ氏は、Matcha Oasisブランドを立ち上げた経緯について次のように語った。「私たちは2024年12月にMatcha Oasisを立ち上げ、アラブ首長国連邦をこの地域で最高の抹茶を提供する国にするという目標を掲げました。また、私たちはすべての事業において、Triple C Mission（健康的な生活への貢献、幸福の育成、日本と世界のつながり）を実践しています」

「UAEでは、抹茶を飲んだことのない人がまだたくさんいます。ですから、その良さを理解してもらうことが依然として大きな課題です」と彼女は付け加えた。

レテリエ氏は、抹茶オアシスのカフェやレストランからの反応やフィードバックは、特に迅速かつポジティブなものだったと述べた。

「最もありがたいフィードバックは、当社の抹茶メニューが当社の製品を使用し始めてから人気が出たというものでした」とレテリエ氏は語った。

UAEにおける他の日本茶ブランドとMatcha Oasisの違いについて、レテリエ氏は次のように述べた。「当社は品揃えが豊富で、品質も高い水準を保っています。当社は様々な等級の抹茶を取り扱っています。当社の製品は酸化を防ぐため、また最適な品質を確保するために、日本国内で新鮮なうちにパック詰めされています。さらに、B2B向けの抹茶トレーニングも提供しており、抹茶のユニークな特性を理解していただくお手伝いをしています」

日本文化から受けたインスピレーションについて、レテリエ氏は次のように語っている。「特に抹茶の文化は1300年の歴史があります。日本は非常に長い歴史を持っています。現在でも、伝統文化の多くの側面が受け継がれ、私たちの日常生活に影響を与えています。このかけがえのない伝統、世界でも類を見ない日本独自の伝統に、私は深く感銘を受けています」

「日本文化は尊敬の念を非常に大切にしています。尊敬の念は家庭から始まり、学校、社会、そして自然へと広がっていく。この考え方は、日々の交流における調和を育み、他人や周囲への接し方に対する配慮を促します」

「私たちの健康に対する意識は比較的高く、全体的な幸福に対する深い感謝の気持ちがあります。これは、季節の食材や栄養価の高い食材を楽しむような、食事に対する意識の高さや、抹茶を飲むような日々の儀式にも反映されており、これらはすべて、バランスの取れた健康的なライフスタイルに貢献しています」と彼女は付け加えた。

レテリエ氏は、イベントや新製品に関する最新情報を入手するために、InstagramのMatcha Oasisのページをフォローすることを皆に勧めている。