
東京:任天堂の株価は木曜日、同社が期待されているゲーム機「Switch 2」の日本での予約需要が予想を上回ったことを受け、急上昇した。
ソニーのプレイステーション2、ニンテンドーDSに次いで過去3番目に売れたゲーム機であるスイッチの後継機は、6月5日に全世界で発売される。
任天堂はテーマパークやヒット映画への多角化を進めているが、アナリストによれば、収益の約90%はスイッチ事業によるものだという。
水曜日に公開された古川俊太郎社長のXの投稿によると、日本での新型ゲーム機の予約申し込みは220万件にのぼるという。
これは「極めて高い」数字で、「当初の予想を大幅に上回る」と投稿は述べている。
「また、発売日にお届けできるSwitch 2の台数も大幅に上回っている」
「そのため、木曜日の当選者発表時には、相当数のお客様が抽選に当たらないことが予想されます」とし、「深くお詫び申し上げます」と述べた。
この強気の発表を受けて、京都に本社を置く同社の株価は木曜日に5.5%も上昇した。
任天堂は4月上旬、スイッチ2の詳細を明らかにした。スイッチ2は前モデルと同様、外出先やテレビ画面に接続して使用できるハイブリッドゲーム機だ。
しかしその価格は、米国を含む主要市場では初代Switchの3分の1以上の449.99ドルということで眉をひそめている。
日本国内向けの日本限定版は49,980円(350ドル)と安くなる。
「相互関税、世界貿易、部品コストの上昇をめぐる不確実性」によって、今後5年以内に価格が下がる可能性は低いと、業界調査会社のニコ・パートナーズは今月初めに述べている。
任天堂は、ドナルド・トランプ米大統領の貿易課税による影響を見極めるため、米国でのスイッチ2の予約を数週間遅らせた。
AFP