
ロンドン:エジプト代表でリバプールFWのモハメド・サラーが、”パレスチナのペレ “と呼ばれたサッカー選手がガザで殺害された際の状況を無視しているとして、UEFAを非難した。
パレスチナサッカー協会によると、元パレスチナ代表のスター選手であるスレイマン・アル・オベイドは水曜日、イスラエル軍がガザ南部で人道支援を待つ人々に発砲した際に殺害された。
金曜日、欧州サッカー統括団体はXに2文の追悼文を掲載した:”パレスチナのペレ、スレイマン・アル・オベイドに別れを告げる。暗黒の時代にあっても、数え切れないほどの子供たちに希望を与えた才能。”
サラーは土曜日にUEFAの投稿にこう返信した:「彼がどのように、どこで、そしてなぜ亡くなったのか、教えてくれませんか?」
アル・オベイドはパレスチナ代表として24試合に出場し、100ゴール以上を挙げた。PFAは、ガザのカダマット・アル・シャティ・クラブや占領下のヨルダン川西岸地区のアル・アマリ・ユースセンター・クラブでプレーした彼の長いキャリアは、パレスチナ・サッカー界で最も輝かしいスターの一人であったと述べている。
12,000件ものコメントの中には、なぜアル・オベイドの死におけるイスラエルの役割を軽視するような賛辞なのか、と疑問を呈するものも多くあった。
BBCの元『マッチ・オブ・ザ・デイ』司会者ガリー・リネカーは、サラーのメッセージに共感し、こう述べた:”UEFAの言うことは聞こえない”
サラーは、ガザの援助活動に対して多額の寄付をしており、2023年には世界の指導者たちに対して、パレスチナ領土に十分な援助が届くようにするよう求めた。
イスラエルが壊滅的な軍事作戦を開始した直後、サラーはこう語った:「すべての命は神聖なものであり、守られなければならない。虐殺を止める必要がある。家族は引き裂かれています」
AFP通信によると、ガザ市生まれのアル・オベイドは結婚しており、5人の子供がいたという。米国とイスラエルが支援するガザ人道基金が今年初め、同領土での援助活動を引き継いで以来、援助物資配布地点付近で殺害されたパレスチナ人1,300人以上のうちの一人だった。
PFAによれば、イスラエルの侵攻により、ガザでは6万1000人以上が死亡しており、そのうちの600人以上がスポーツ・スカウト関係者だという。