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イランは爆弾原料の可能性がある「有意量」に達していない:IAEAトップ

イランは現段階で、国連核監視機関の公式な定義に基づく核爆弾1個を作るのに十分な濃縮ウランを保有していないと、同機関のトップがオーストリアの新聞に語った。(資料写真/AFP)
イランは現段階で、国連核監視機関の公式な定義に基づく核爆弾1個を作るのに十分な濃縮ウランを保有していないと、同機関のトップがオーストリアの新聞に語った。(資料写真/AFP)
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11 Oct 2020 04:10:25 GMT9
11 Oct 2020 04:10:25 GMT9
  • 「イランはウランの濃縮を続けており、その量は約束してきたものよりもはるかに多い」と、IAEAのトップが語った
  • 「この量は毎月増えている」と付け加えた。

チューリッヒ: イランは現段階で、国連核監視機関の公式な定義に基づく核爆弾1個を作るのに十分な濃縮ウランを保有していないと、同機関のトップがオーストリアの新聞に語った。

「イランはウランの濃縮を続けており、その量は約束してきたものよりもはるかに多い。そして毎月増えている」と、国際原子力機関(IAEA)トップのラファエル・グロッシが土曜にウェブサイト上で公開されたインタビューでプレッセ紙に語った。

イランの核兵器構築に必要な時間(いわゆる「ブレークアウトタイム」)について問われ、彼は次のように述べた。

「IAEAはブレークアウトタイムについて話をしない。私たちは核爆弾を作るのに必要な濃縮ウランまたはプルトニウムの最低限の量である、有意量に注目している。イランは現時点でこの有意量を保有していない」

イランはこれまで核兵器計画があることを否定し、核計画は純粋にエネルギー目的と話してきた。

IAEAは核爆破装置製造の可能性を除外できない核原料の概算量を、「有意量」と定義している。

先月公表されたIAEAのイランに関する最新の四半期報告は、同国が2,105.4kgの濃縮ウランを保有していることを示した。これは諸大国との間で結ばれた協定での制限202.8kgをはるかに上回っている。協定前に同国が保有していた濃縮ウランはごくわずかだった。

また、同国のウラン濃縮率も最高4.5%であり、協定前に達成した20%、および兵器グレードと見なされる90%よりもはるかに低い。

ロイター

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