


東京:日本では金曜日、ユニクロ店舗に買物客が列を作り、同社ウェブサイトにもアクセスが殺到した。衣類チェーンのユニクロは新型コロナ感染拡大が夏の間も続くことを見越し、同社の人気下着製品に使う通気性をもつ生地を使ったマスクの販売を開始したのだ。
雨の中で人々が開店時間を待って立っているシーンが日本中で見られ、ツイッターでも拡散された。一方、オンラインストアでは洗える「エアリズム」マスクを求める人々に対して、アクセスが殺到していて繋がりにくくなっているとのお詫びが表示された。
「エアリズム」は、暑いときやエクササイズ中に着用すると涼しくいられることで知られており、ユニクロの最も人気ある製品ラインだ。マスクは3枚入りセットで税抜き価格990円(9.26ドル)で販売され、3つのサイズから選べる。
当初は品薄であった使い捨てマスクも以前よりは入手しやすくなってきているが、コロナ危機が長引くとの見通しから日本の消費者たちは、洗って繰り返し使えるマスクを買ったり作ったりするようになっている。
市場全般にほとんど変化が見られないなかで、ユニクロの親会社であるファーストリテーリングの株は午前の取引で約1%上昇した。
ロイター通信