


ダイアナ・ファラー、ドバイ
クゥエートのInstagramインフルエンサー、サード・アブドラ・アルハジリは、自分がソーシャルメディアを通して中東に日本文化を紹介した最初の人々の1人であると言う。
アルハジリはアラブニュース・ジャパンに対し、アラブ世界に日本を紹介する自分のInstagramページが人気になった後、いくつかのTVやラジオの番組で「日本文化を紹介するためのゲスト」として取り上げられたと話した。
また彼は、多くの大学の研究会にも協力し、自分が持つアジア文化の体験や関心について話をした。
アルハジリは日本とその文化の中で自分自身を認め、見つけ出すことができると説明した。「私の日本への関心は判断ではなく、むしろ情熱です」と、彼は述べた。
「私を最初に日本や日本文化に引き付けたものは、TV番組『たけし城』でした」と、アルハジリは言う。この競技番組の出場者たちが表現する感情や文化がアルハジリを魅了し、日本についてもっと学びたいと思わせた。
子供時代には日本のアニメからも大きな影響を受け、日本の音楽や日本語そのものからも影響をもらったと、アルハジリは説明した。
「たぶん、日本へ旅行する時はいつでも、自分がそこに属する存在であるように感じさせるものがあるのでしょう。なぜなら、私の子供時代と強く結びついているからです」と、このクゥエートのインフルエンサーは述べた。「年に3回、日本へ旅行します」
アルハジリはクゥエートでコンピューターエンジニアリングの学士号を取得した。しかし日本を訪れて子どもたちの重要性に気づき、クゥエート大学に戻って教育の学位を取得する決心をした。
日本とアラブ世界の間の類似点について、アルハジリはどちらの文化にも家族の固い絆と母親の愛が浸透していると言う。
「幼い子供は両親と一緒に1つの部屋で寝ます。これはアラブ文化と同様で、現代の赤ちゃんが別の部屋で眠る西洋の文化とは異なります」と、彼は付け加えた。
アルハジリはアラブニュース・ジャパンに対し、クゥエートでは日本文化の影響が現れており、特にアニメやビデオゲームに関しては顕著であると話した。そして、アラブの国で最も高級なレストランのいくつかは、日本食を提供すると付け加えた。
彼は観光分野からの日本や日本文化に対する関心が増えるだけでなく、教育や学習の方法を交換するためクゥエートと日本の教育分野が連携したプログラムがもっと増えることを願っていると付け加えた。