マドリード:イスラム諸国とヨーロッパ諸国の閣僚および欧州連合(EU)の外交担当国務大臣が金曜日、マドリードに集まり、イスラエル・パレスチナ紛争の2国家解決策を前進させる方法について話し合った。
「私たちは共に、この目標に向けて前進するための具体的な行動を特定したい」とスペインのペドロ・サンチェス首相はソーシャルネットワークXに書き込んだ。
「国際社会は、中東における公正で永続的な平和に向けて断固とした一歩を踏み出すべきである」と社会党の首相は付け加えた。
サンチェス首相は、マドリード中心部にある外務省での会合開始前に、首相官邸で参加者を歓迎した。会合は、同国の外交トップであるホセ・マヌエル・アルバレス氏が主催した。
出席者は、パレスチナのモハメド・ムスタファ首相、エジプト、ヨルダン、カタール、サウジアラビア、トルコの外相(いずれもガザ地区に関するアラブ・イスラム連絡グループのメンバー)のほか、アラブ連盟およびイスラム協力機構の代表者であった。
欧州連合(EU)は、外交担当のホセップ・ボレル氏、およびアイルランド、ノルウェー、スロベニア、スペインの各国外務大臣が代表として出席した。
アルバレス氏は記者会見で、「パレスチナ国家とイスラエル国家の平和的かつ安全な共存を通じて、この地域に公正で永続的な平和を確保するには、2国家解決策の実施が唯一の方法である」と述べた。
イスラエルが会議に参加していないことについて問われたアルバレス氏は、イスラエルは「欧州グループにもアラブ・イスラム連絡グループにも属していない」ため招待されなかったと述べたが、イスラエルが2国家解決策に関する議論に参加すれば「喜ばしい」と強調した。
ガザ地区での戦争勃発以来、この解決策を求める声は高まっている。この戦争は、10月7日のハマスによるイスラエルへの攻撃で始まった。
AFP通信がイスラエルの数字を基に集計したところによると、この攻撃により、主に民間人1,205人が死亡した。
武装勢力はまた、251人の人質を捕らえ、そのうち97人は現在もガザ地区に留まっている。この中には、イスラエル軍が死亡したと発表した33人も含まれている。
イスラエルはこれに対し、ハマスが統治するガザ地区の保健省によると、少なくとも41,118人の死者を出した攻撃で応戦した。国連人権局は、犠牲者の大半は女性と子供であると発表している。
サンチェス氏は、紛争勃発以来、欧州でイスラエルのガザ攻撃を最も強く批判してきた人物の一人である。
彼の主導により、スペインは5月28日、アイルランドとノルウェーとともに、ガザ地区とヨルダン川西岸地区からなるパレスチナ国家を正式に承認した。
今月初めには、年内に「スペインとパレスチナの初の二国間首脳会談」を開催すると発表した。同氏は「両国間のいくつかの協力協定」が締結されることを期待していると述べた。
AFP