Clareto Monsorate ドバイ 

ディーンズ・フジヤ・スーパーマーケットLLCは、UAEでニッチな存在となっている。2005年に設立されたこのスーパーマーケットは、日本の食品や、テーブルやキッチン用品などの非食料品をホテル、レストラン、個人向けに販売することでよく知られている。 

長年にわたり、ディーンズ・フジヤ・スーパーマーケットは、国際的な顧客と顧客基盤を作ることに成功してきた。

「日本だけでなく、湾岸諸国、ヨーロッパ、フィリピン、インド、パキスタン、スリランカなどからのお客様にもご利用いただいています。 これは、世界で最も国籍の異なる人々の割合が多いUAEに拠点を置いているからこそ実現したことです」と、ディーンズ・グループの取締役、Dhil Sreenivas氏はアラブニュース・ジャパンの取材に語った。

Sreenivas氏の父はドバイの日本大使館を通じ、また、最近2、3年はジェトロを通じ、日本人コミュニティーにディーンズ・グループを広めるために非常に積極的に活動しているという。

同氏は「現在ディーンズ・グループの代表取締役を務める父のSreenivas Panikkanは、アブダビの大手石油会社の日本事業部でゼネラル・マネージャーを務めていました」と話す。 

1991年にアブダビに設立された最初の会社であるディーンズ・トレーディング・カンパニーWLLを通じて日本の食品・非食料品の卸売取引を行った後、Panikkan氏は日本の商品を専門に扱うスーパーマーケットを始めることを考えた。

「父は日本の友人や同僚に恵まれ、彼らから日本の食品に関する見識を得ることができました」とSreenivas氏は語った。 

同氏は「父は経営者としての経験を生かして市場を理解し、日本企業との接点を持ち、日本人コミュニティーからのニーズを正確に把握することができました」と付け加えた。 

Panikkan氏の日本人との関係は非常に強く、現在までに日本の国際的で主要な食品・非食料品のフェスティバルに毎年招待されている。 

「日本に渡航するたびに、父はドバイの小売・卸売市場に適した商品を選べるようになります。父の努力のおかげで、ディーンズ・フジヤ・スーパーマーケットLLCは日本でよく知られるようになりました」と息子のSreenivas氏は語る。 

同氏は「私たちのスーパーマーケットは主に品質に焦点を当てています。その良い例が、最近流行しているケトジェニックダイエットで、炒め物の代わりにしらたき（日本でよく知られたこんにゃく芋で作った糸状の食べ物）を使うことを勧めています。しらたき自体はゼロカロリーの食品で、このダイエット計画で最も好まれており、カロリー摂取量を減らしたい人にも好まれています」と述べた。 

「小麦粉（天ぷら粉）、練りわさびとわさびパウダー、焼き海苔（寿司海苔、主に寿司に使われる）、ゴマ風味のドレッシング、米酢、調味料として無塩の柑橘類果汁（ゆず果汁）、そしてラーメンの麺が、日本の方にも日本以外の方にも最も人気があります」とSreenivas氏は説明する。 

Sreenivas氏は、このまま順調に行けば、UAE国内でブランドを拡大して行きたいと話している。 

詳細は、同社のウェブサイトwww.deansfujiya.comをご覧ください。
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