
リヤド
グローバル人工知能サミット2020がサウジアラビアで開催されると『Saudi Press Agency』(SPA)が報じた。
同サミットは、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の支援のもと、来年3月30日と31日にリヤドで開催される。
最先端の国際的フォーラムである同イベントは、世界中のAIの専門家がAIの理解と知識を前進させる場である。
サウジアラビアはAI技術のリーダーに浮上して国内外のAI分野のステークホルダー間の議論や提携を促進する計画を実行中であり、このサミットもその一環で実施されるものだ。
同イベントでは、AIとその重要性と応用に加え、社会、経済、政治への影響も議題となる。
グローバルAIサミットの開催は、サウジアラビアのデータ・人工知能庁(SDAIA)の長官を務めるアブドゥッラー・ビン・シャラフ・アル=ガムディー博士が、サウジアラビアで今週開催中の海外投資イニシアチブに合わせて発表したものである。
発表の場でアブドゥッラー博士は「ビジネスや企業から国内の重要産業、政府、医療、そしてその他多くの分野の人間活動において、人工知能はデジタルトランスフォーメーションに欠かせない役割を担っています」と述べた。
「人工知能によって新たな知見と新たな可能性がもたらされ、私たちを取り囲む世界は変化しています。グローバルAIサミットは、そうした変化に関して議論し、どうすればAI技術を全人類に資する形で使用できるのかを理解する、国際的な場となります」と同博士は付け加えた。
サウジアラビアのデータ・人工知能庁は、2019年8月に王室令によって設置され、特にビジョン2030の目標の達成と関連する形で、サウジアラビアでのAIの導入を支援・促進するにあたって中心的役割を担う政府機関である。
グローバルAIサミットには、AIが専門の学者や研究者に加えて、AIスタートアップ、投資家、起業家、それに政府首脳、企業や業界のトップ、及びテクノロジー企業が出席する。
同イベントでは、AI及び関連分野のソートリーダーによる基調講演に加えて、多くの全体会議や個別セッションが企画されている。
焦点になるのは、グローバルな議論を促進すること、そしてAIの導入に関する対話を巻き起こすこと、及び参加各国や参加各企業がいかにしてこの技術を展開するにあたりリーダーになれるのかに関する議論を生み出すことである。
グローバルAIサミットは、リヤドのキング・アブドゥルアズィーズ国際会議センターとリッツ・カールトン・ホテルで開催される。