ファリス・アルルシュド

リヤド : 10月29日、サウジアラビアのリヤドに日本の「KOMONOYA」フランチャイズ店第一号店が正式に開業した。

開業式典には、中島洋一参事官、早坂隆在リヤド日本国大使館二等書記官、庄秀輝日本貿易振興機構（ジェトロ）リヤド事務所長、仲介会社アブドラ・アルルシュッド代表取締役が出席した。

店内には、家庭用品、オフィスや寝室用の収納品、ペディキュア、化粧品、おもちゃ、ガーデニング用品が揃っている。

中島参事官は「KOMONOYA」について「サウジアラビアで日本の日用品（台所用品、衣類、化粧品など）を手頃な価格で販売しているお店です。ぜひ一度足を運んでみてください」と述べた。

「KOMONOYA」のオーナーであるウェールド・アルナジム氏は、サウジアラビア国内での拡張計画に言及した。

アルナジム氏はこのように述べた。「今日、我々は日本企業との協力による最初の成果を見届けます。それを実行に移し、今後6つ以上の日本企業との契約締結を目指しています。日本製品がサウジ市場に参入するチャンスを得るため、わが社は日本企業の代理店となり、国内に販売店をオープンさせていきます。日本製品は高品質で斬新なデザインで有名であるため、消費者向け製品を専門に製造する日本企業があることを知らない人も多くいます。また、日本製品は価格が高額だと思っている人もいますが、そんなことはありません。数年以内には、日本製品が競争力を持ち、市場をリードしていくと信じています。」

また、アブドラ・アルルシュッド代表取締役は、このように語った。「我々は仲介会社として、日本企業の『KOMONOYA』第一号店がサウジアラビアのリヤドに開店したことに貢献しました。 我が社は、常にビジネスマッチングや通訳・翻訳サービスを提供することにより、サウジアラビア企業と日本企業を繋ぐことを目指しています。これからも一生懸命努力してまいります。」

オーナーのアルナジム氏が商取引に興味を持ったのは8歳の時であった。箱入りのキャンディーを友人や親戚に売り始め、成長するにつれて遠方のショッピングセンターから最新のゲームやその他商品を購入し、友人や親戚にも販売するようになった。

アルナジム氏は、日本の展示会に参加する日本企業は、品質の良い製品を明確に提示していることが特徴であることを強調し、彼が日本製品をどれだけ評価しているかということと、その理由について語った。さらに、ビジネスマナーやサービス、製品の質の高さについて、日本は他に類を見ないと加えた。

さらにアルナジム氏は、仲介会社を通じて東京の「KOMONOYA」と連絡を取り、フランチャイズ権を獲得するため積極的な交渉を行った末、契約を結ぶこととなった。