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バイデン氏が結束を誓い政権移行を開始する一方、トランプ氏は敗北認めず

次期大統領ジョー・バイデン氏と妻ジル・バイデン氏、支持者に向かってジェスチャー。2020年11月7日(土)、デラウェア州ウィルミントンにて。(AP通信)
次期大統領ジョー・バイデン氏と妻ジル・バイデン氏、支持者に向かってジェスチャー。2020年11月7日(土)、デラウェア州ウィルミントンにて。(AP通信)
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09 Nov 2020 12:11:37 GMT9
09 Nov 2020 12:11:37 GMT9
  • バイデン氏とハリス氏は日曜日、政権移行に向けたサイトとツイッターのフィードを立ち上げた
  • 同サイトでは、バイデン・ハリス政権の4つの優先課題を挙げている。新型コロナウイルス(COVID-19)、経済回復、人種的公平性、気候変動

ワシントン:ジョー・バイデン次期米大統領は、日曜日に政権移行の動きを開始した。敗れた政敵ドナルド・トランプ氏が敗北を認めず選挙結果に異議を唱え続ける中、アメリカ人は分断の4年間の先の新たなページをめくることを期待している。

各国の首脳や支持者から祝福の言葉が寄せられる中、77歳のバイデン氏と56歳の次期副大統領カマラ・ハリス氏は、政権移行に向けたウェブサイト「BuildBackBetter.com」とTwitterのフィード「@Transition46」を立ち上げた。

そこにはバイデン-ハリス政権の優先課題がリストアップされている。新型コロナウイルス、経済回復、人種的公平性、気候変動だ。

「編成中のチームは、初日からこれらの課題に取り組むだろう 」と、バイデン氏が第46代米国大統領として就任する2021年1月20日に関する言及の中で触れている。

11月20日に78歳になるバイデン氏は、ホワイトハウスに選出された史上最高齢の候補者である。カリフォルニア州のハリス下院議員は、副大統領に選出された初の女性であり、初の黒人でもある。

バイデン氏は、すでに米国で23万7000人以上の死者を出し、全土で急増しているコロナウイルスのパンデミックに取り組むため、月曜日にタスクフォースを組織する計画を発表した。

米国大統領に選出されたたった2人目のカトリック教徒であるバイデン氏は日曜日の朝、トランプ氏がゴルフ場に向かう一方で、彼の故郷であるデラウェア州ウィルミントンの教会で礼拝に出席していた。

74歳のトランプ氏が土曜日の朝、ワシントン近郊にある自身のゴルフ施設でゴルフをしていたところ、米テレビ局からバイデン氏が当選に必要な得票数を確保したと発表があった。日曜日の朝にはもう1ラウンドのためにゴルフ場へと戻っていった。

土曜日、トランプ氏は選挙に 「大差で 」勝ったとツイートし、日曜日にはツイッターで不正投票について根拠のない主張を続けた。

あるツイートでは協力者であるニュート・ギングリッチ元共和党下院議長の発言を引用し、「英国最高の世論調査会社が今朝、これは明らかに不正選挙だったという記事を出した」と述べた。

別のツイートでは、議会での弾劾の際に彼に代わって証言したジョージ・ワシントン大学の法学部教授の言葉を引用した。

「票の調査をすべきだ」。ジョナサン・ターリー氏は、トランプ氏が引用したツイートの中でこう述べている。「彼の申し立てに基づいて調査すべきだ。この国には不正選挙の歴史があるのだから」

トランプ氏はターリー氏の意見の中の、「調査を実施すべき十分な理由 」はあるが「現在のところ、選挙における組織的な不正行為の証拠はない 」という箇所については触れなかった。

トランプ陣営はいくつかの州で選挙結果に対して法的な意義申し立てを行っているが、今のところ結果を覆すような広範囲の不正があったという証拠は出ていない。

日曜日にCNNの「State of the Union(国の現状)」でバイデンの相談役であるシモーン・サンダース氏は、法廷での意義申し立てを 「根拠のない法的戦略 」として一蹴した。

バイデン氏は全米でトランプの7040万票に対して7460万票近くを獲得し、選挙結果の鍵を握る選挙区では279対214票でリードしている。

バイデン氏は、選挙人票が11票のアリゾナ州と16票のジョージア州でもリードしており、両州の票を獲得できれば、トランプ氏が2016年にヒラリー・クリントン氏を揺るがした際に獲得した選挙人票と同じ306票で終わることになる。

共和党の上院議員でバイデン氏の勝利を祝福したのはミット・ロムニー氏とリーサ・マーカウスキー氏の2人だけで、サウスカロライナ州の民主党下院議員ジェームズ・クライバーン氏は、共和党にはトランプ氏に負けを認める時が来たと説得する「責任」があると述べた。

「私にとって重要なのは、共和党が、民主主義の完全性を守るべく力を貸そうと一歩を踏み出すかどうかだ」とクライバーン氏はCNNの 「State of the Union 」で語った。

弾劾裁判でトランプ氏の有罪判決に投票したロムニー氏は、大統領には「再集計を求めるあらゆる権利がある」が、彼は「言葉選び」に慎重になる必要があると述べた。

「すべての救済措置が施され、それが彼にとって有利でない方向へと向かった場合、彼は敗北が不可避であるということを間違いなく受け入れるでしょう」とロムニー氏は述べた。

ロムニー氏は、「もっと優雅な引き際を世界に見せたいのだろうが、それはこの男の本質からして無理です」と付け加えた。

ABCニュースの「This Week」に出演した共和党のロイ・ブラント上院議員(ミズーリ州)は、「大統領の弁護士が事実を提示する時が来た。その事実が負けを認めさせる明白な要素となるでしょう」と述べた。

しかし、トランプ氏の盟友であるサウスカロライナ州のリンゼー・グラム上院議員は、大統領は戦い続けるべきだと話した。

「バイデン氏が勝てば我々は彼と協力するが、トランプ氏は負けていない」と、グラハムはフォックスニュースの番組 「Sunday Morning Futures」で語った。「負けを認めるな大統領。徹底的に戦え」と。

もう一人のトランプ氏の盟友である下院少数党リーダーのケビン・マッカーシー氏は同番組で、選挙を呼びかけるには時期尚早だったと語った。

「この大統領選で必要なのは、合法的な投票がすべて数えられ、すべての再集計が完了し、すべての法的な申し立てが聞き入れられるようにすることです」とマッカーシー氏は述べた。

土曜日にウィルミントンで行われた勝利演説で、バイデン氏は「分断ではなく結束」を約束し、トランプ支持者に直接手を差し伸べ、「彼らは敵ではない。彼らはアメリカ人だ」と宣言した。

「お互いにチャンスを与え合おう」と話し、国民に「頭を冷やそう」と促した。

「悪夢のようなアメリカのこの暗黒時代に終止符を打つべく、今ここから始めよう 」とバイデン氏は語った。

バイデン氏を祝福した共和党議員はほんの一握りだが、英国、ドイツ、フランスなど欧州各国の首脳はカナダ、インド、日本とともに祝辞を述べている。

AFP通信

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