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在日ヨルダン大使館が東京で難民たちについての映画を上映

在日ヨルダン大使館が、東京で難民についての映画を上映する。(ANJ写真)
在日ヨルダン大使館が、東京で難民についての映画を上映する。(ANJ写真)
在日ヨルダン大使館が、東京で難民についての映画を上映する。(ANJ写真)
在日ヨルダン大使館が、東京で難民についての映画を上映する。(ANJ写真)
在日ヨルダン大使館が、東京で難民についての映画を上映する。(ANJ写真)
在日ヨルダン大使館が、東京で難民についての映画を上映する。(ANJ写真)
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30 Nov 2020 02:11:46 GMT9
30 Nov 2020 02:11:46 GMT9

アラブニュースジャパン

東京:ヨルダン人のディナ・ネイザー監督による映画「タイニー・ソウルズ(Tiny Souls)」の日本初上映が東京で行われた。この映画には、シリアとの国境から数キロしか離れていないヨルダン北部のザータリ・キャンプにおける、あるシリア難民家族の実際の厳しい生活ぶりが描かれている。

リーナ・アンナーブ在日ヨルダン大使は映画を鑑賞に集まった日本の高官、学者、および一般観衆に対し、このキャンプは世界最大のシリア人難民キャンプで、約8万人が暮らしており、ヨルダン第4の大都市から程近いところに位置すると語った。

「難民たちが、豊かな国々のみならずすぐ隣の貧しい国々や中所得の国々にも、不均衡な形で受け入れられているという事実は、もはや疑いの余地がなくなっている。また、これはヨルダンにとっても同じことが言える」とアンナーブ大使は述べ、世界中における対立、迫害、その他の弾圧から強制的に住む家を追われた7,000万人もの人々の苦境について言及した。国連のデータによれば、これら7,000万人のうち約2,600万人の人々が難民となっているという。

ヨルダンの大きさはほぼ北海道と同じで、その人口はおよそ1,050万人だが、データによると驚くべきことにそのうちの350万人が難民だという。アンナーブ大使が言うには、割合としてはヨルダン人口の34%が難民ということになり、そのうちの28%が、パレスチナ難民担当の国連機関であるUNHCRまたはUNRWAに登録されているという。

これを相対的に言うと、日本のような国が3,500万人の難民を抱えているようなものだ、とアンナーブ大使は言う。「実際に、またその乏しいリソースや直面している多くの社会経済的問題にもかかわらず、ヨルダンは今日人口比で難民人口が世界最高の国の一つと考えられている」

ヨルダンにはUNHCR に登録されているおよそ66万人のシリア人がいる。

パンデミック発生以来、ヨルダン国内の難民は全員ナショナル・ヘルス・リスポンス・プランの対象とされ、国によるヨルダン国民と同様のヘルスサービスを受けることができる、とアンナーブ大使は語った。

11月10日時点で、ヨルダンの難民キャンプでCOVID-19の陽性反応が出た援助対象者(PoC)の総数は672人に達し、そのうち503人は回復している。死者は今のところ出ていない。

アンナーブ大使はUNHCR、世界保健機関、そして日本のJICAといった機関に対し、その支援に対して感謝の言葉を述べた。

彼女は、数日前にサウジアラビア主催により開催されたG20 サミットの「リーダー宣言」で難民について言及されていたことは、将来への期待につながると述べた。

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