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国連イエメン担当特使、アデンで停戦の維持と和平交渉の再開を目指す

2022年5月10日、イエメンの大統領指導評議会議長ラシャド・アル・アリミ氏は国連イエメン担当特使のハンズ・グランドバーグ氏とイエメンのアデンで会談した。(ロイター)
2022年5月10日、イエメンの大統領指導評議会議長ラシャド・アル・アリミ氏は国連イエメン担当特使のハンズ・グランドバーグ氏とイエメンのアデンで会談した。(ロイター)
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11 May 2022 03:05:55 GMT9
11 May 2022 03:05:55 GMT9
  • イエメン政府は、4月2日以降のおびただしい停戦違反と、4月24日のサヌア国際空港発の初の商用便の出発妨害に関してフーシ派を非難した

サイード・アル・バタティ

アル・ムカッラー:国連イエメン担当特使のハンズ・グルンドベルグ氏は火曜日、イエメン南部の港湾都市アデンに入った。2日間の訪問中は、紛争当事者間の不安定な停戦状況を救済し、タイズの道路を開放し、フーシ派が抑えているサヌアからの航空便を再開することを目指している。

グルンドベルグ氏のアデン訪問は、国際的に認められたイエメン政府とイランの支援を受けるフーシ派が、国連の仲介による停戦協定に対する違反とサヌア国際空港発着の商業便再開の遅れをめぐって非難の応酬を繰り広げる中で始まった。

国連特使は、大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長ら政府関係者と、休戦と平和への取り組みの継続について議論することになっている。公式ニュース通信社SABAが報じた。

イエメン政府は、4月2日以降のおびただしい停戦違反と、4月24日のサヌア国際空港の初の商用便の発着妨害に関してフーシ派を非難した。

フーシ派も、敵対勢力が自軍を攻撃し、ホデイダ港への燃料輸送とサヌア国際空港発着の航空便再開を妨げているとして批判している。

月曜日にリヤドで行われた国連特使との会談中、イエメンのアブドラ・アル・アリミ副大統領は、フーシ派がタイズの包囲を解除せず、政府管理の地域への攻撃を続けるなら、停戦と戦争終結のための和平協定を目指す国連の取り組みを頓挫させかねないと述べた。

SABAの報道によると、イエメンの高官は、「イエメン政府は合意事項に熱心に取り組んでいる。人間の苦しみの軽減につながるあらゆる提案に積極的に、柔軟に、かつ責任を持って対処している」と述べたという。

アデンに向かう前、国連イエメン担当特使は、イエメンのサウジアラビア大使モハメッド・ビン・サイード・アル・ジャベール氏と湾岸協力会議の事務局長であるナーイフ・アル・ハジュラフ博士と、休戦と平和への取り組みの強化について話し合った。

月曜日、タイズ近郊の山地に駐留していたフーシ派の狙撃兵が、市の北西で家畜を移動させていた60歳の羊飼いを撃った。

住民によると、ザファラン・ヘザム・アフメッド氏は羊を連れて家に戻る途中、フーシ派の狙撃手に銃撃され、左肩に負傷した。

日曜日、イエメン政府はアラブニュースに対し、フーシ派はタイズで包囲されている数千人の人々の困難を解決することに関心が薄いと述べた。フーシ派が、タイズと他県間の道路開通に関する合同会議に代表者を指名していないためだ。

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