リヤド: デジタル経済における協力関係を促進するため、サウジアラビアの通信情報技術大臣は、インドでG20閣僚会議が開催された際にエジプトおよびトルコの担当大臣と会談した。
サウジアラビア通信社の報道によると、それらの議論は、デジタルトランスフォーメーションの分野で国際的な協力関係を発展させるという王国の強い関心を反映していた。
アブドゥラー・アルスワハ通信情報技術大臣はエジプトのアムル・タラアト通信情報技術大臣と、若者、女性、起業家精神を促進する戦略的プロジェクトを中心に議論を展開した。
さらに、エジプト省が述べている通り、通信インフラや海底ケーブルといった重要な分野での二国間協力を強化する重要性が共有された。
なお、トルコのメフメット・ファーティヒ・カジュ産業技術大臣とアルスワハ大臣の会談は、SPAがまとめたように、新たな技術間の協力を強化し、起業家を支援し、デジタル経済を後押しする機会に重点を置くものだった。
アルスワハ大臣は、サウジアラビアのビジョン2030が、若者や女性に力を与え、技術とイノベーションに基づく持続可能な未来を確立することで、国家のリーダーシップと競争力を強化するにあたり重要な役割を果たすと再確認した。
サウジの通信情報技術大臣は、デジタル経済には将来の雇用と新しいビジネスモデルを創出する可能性があることを明確に示した。しかし同時に、約27億人がインターネット接続を持っておらず、データサイエンティスト400万人とサイバーセキュリティの専門家400万人が必要であるという世界的な課題も強調した。
大臣は、サウジアラビアと他のG20加盟3か国において、デジタルデバイドをわずか1%に縮小した取り組みに言及した。
サウジアラビアのデジタル化の成果についての議論では、自国が人口の99%をデジタルインフラへ接続することに成功していることにアルスワハ大臣は触れた。
今回の訪問中、大臣はインドのアシュウィニ・ヴァイシュナウ鉄道・通信・電子・IT大臣と、デジタル化および電子製造に関する協力協定にも署名した。
この協定が目指すのは、デジタルインフラ、eヘルス、eラーニングに関するサウジとインド間の協力を強化すること、そしてデジタル研究とイノベーションにおける両国の提携を強固にすることである。さらに、技術とイノベーションの地域拠点としてのサウジアラビアの役割を強化するものでもある。
王国はG20の活動的な一員であり、デジタルデバイド克服の世界的な取り組みを推進するために、デジタル政策を策定し、いくつかのイニシアチブを主導している。
国際電気通信連合によると、サウジアラビアはG20内で先進的な位置にあり、電波スペクトルの量とデジタルインフラ準備状況で2位にランクインしている。