

シャムス・エル・ムトゥワリ(ドバイ)
日本人の経営する美容室「Salon Nadeshiko」―純粋さや女性的な美しさを象徴する日本の小さな野の花からとった名前だ―は、選りすぐりの日本のヘアトリートメントやプロダクトをドバイに持ち込むとともに、その他の様々なスタイリングメニューでもクライアントを満足させている。
2013年5月にン・ジン・デ・ベンジャミンさんと薬師神友美さんがオープンしたこのサロンは予想外のビジネス・ベンチャーだったが、ドバイに「アジア式の国際的な美容室」を創ることがもともとの意図だった。
ドバイのDIFC地区の高層ビルの一つに位置するSalon Nadeshikoはミニマリストな空間でありながら、訪れる人をあたたかく迎え入れる。
オーナー達は「私たちはすべてのクライアントを歓迎する。男性のクライアントも女性のクライアントも、どちらもいます」と、請け合う。
誰もが居心地よく過ごせるよう、女性用のエリアは男性用のエリアとは仕切りで分けられ、反対側の別の入り口から入れるようになっている。
オーナーは、サロンが提供する日本式のスタイリングについて語った。
「髪を整えるメニューが主で、日本式のストレートパーマとデジタルパーマ(デジタル表示の機械で温度をコントロールしたホットロッドでかけるパーマ)に特化しています」と、薬師神さん。
Salon Nadeshikoはそれに加え、ムコタを含む様々な施術も提供している。ムコタとは「3ステップで髪に潤いを与え、キューティクルの層を修復することで、トリートメントの分子がより長く保持されるようにするダメージヘア向けのトリートメント」だと薬師神さんは説明する。
Nadeshikoは侵襲的でないスタイリング方法を使い、髪のタイプを慎重に見極めることでどのトリートメントが適しているかを決定し、クライアントが髪を健やかに維持できるようにすることを目指している。
「うちのスタイリストはみんな、しっかりとトレーニングされ、薬剤を使ったトリートメントの知識も深い。それぞれの髪のタイプに必要なものがわかっています。だから、施術の後は髪がずっと健康になります」と、薬師神さんはアラブニュース日本版に語った。
Salon Nadeshikoのスタッフはそれぞれのクライアントが受けた施術をしっかりと記録し、目に見える結果が出るようにすることで施術の効果をさらに高めている。
「薬剤やカラーを使ったメニューでは、髪がダメージを受けず健康でコシのある状態を保てるよう細心の注意を払います。クライアントが受けた施術をすべて記録しているので、定期的に通っていただけば、数回でも髪がずっと健康になります」と、薬師神さんはアラブニュース日本版に語った。
サロンでは、また、いろいろなヘアケア、スキンケアのプロダクトを扱っている。その一つがアクアゴールドだ。肌や髪に潤いを与え柔らかくする効果のある特殊な水を使っていることで知られている。