






アミン・アッバス ドバイ
中東最大のテクノロジーイベントGITEXの第40回が、12月6~10日、ドバイワールドトレードセンターで開催された。今年はCOVID-19が大流行する中、テクノロジーとスタートアップのショーとしては、世界で唯一の実開催のイベントとなった。
Gitexには日本、サウジアラビア、ブラジル、イタリア、フランス、エジプト、インド等60を超える国が参加し、テクノロジーとビジネス革新のソリューションを紹介した。
日本貿易振興機構(JETRO)がGITEX 2020内で運営する日本館「J-Startup」には、日本のハイテク企業10社が参加した。
JETROドバイ事務所のディレクター山村千晴氏はこう語った。「今回はGITEXには5回目の出展となりますが、今年は10社が参加してくれました。残念ながら実際に来られたのは2社だけで、残り8社はオンライン参加となりました。来られなかった会社には私たちがブースでお手伝いをして、Zoomを使って来場者とオンラインで繋がせていただいています。こういった会社にビジネスチャンスとなるよう頑張っていますが、今までのところ順調です」
山村氏は状況を話してくれた。「COVID-19大流行のことがあるので、今年は参加するのが心配でした。しかし驚いたことには、多くの人がこのイベントに来場し、日本企業と実りある会話をしてくれています。主催者は本当に素晴らしいイベントの運営をしてくださいました」
日本からGITEXに参加した10社は、中東、特にドバイでビジネスパートナーを探しており、GITEXが多くの来場者との会話の扉を開いた。JETROは、この地域で事業をしようとする会社を支援するためにフォローして行く。
感染症流行の中、会場の人々全員の健康と安全のため、UEAの政府機関が指定した最高度の厳格な健康・安全基準が、このイベントでは適用された。
Robocom VRのソーシャルメディア マネージャー、アリ・イブラヒム氏はこう語った。「私たちはベイルートに拠点を置くレバノン企業です。GITEX 2020に出展し、イベント来場者に当社独自のトランスフォーマー ビデオゲームのVR体験を提供できることをうれしく思っています。イベントは大成功で、毎日VRマシンを試したいという人で長蛇の列ができています。その方たちからの反応も良好です」
さらに氏は述べた。「当社はGITEX 2020のブースでのCOVID-19感染症対策には非常に気を遣っており、ゲームを試す前に手袋とフェイスマスクを配り、交代ごとにマシンを消毒しています。ブースに来てくださる方々に安全に体験をしていただくためです」