



東京: 首都東京が新型コロナウィルス感染拡大の新たな緊急事態に突入する中、日本のチアリーダーたちが人々を元気づけようと、東京の駅前でダンスし、通勤者に声援を送った。
「レッツゴー、ファイト!」寒い東京の朝、4人組がフェイスシールドを曇らせながら金色のポンポンを振り、新橋駅前で通行人に声援を送った。
日本は新型コロナウィルス感染の記録的上昇を食い止めるため、首都圏を対象に、7日金曜日から1ヶ月の緊急事態を宣言する予定である。
このグループは朝の通勤者を元気づけるために10年以上活動してきたが、新型コロナウィルスの感染拡大の中、自分たちのミッションには新しい意味が加わったと、チアリーダーの代表である朝妻久実(あさづまくみ)さんは言う。
「特に今、新型コロナウィルスの拡大が止まらず、人々は職を失ってしまいました。皆が非常に苦しんでいる期間だと思います」とフリーランスのイベント司会者の朝妻さん(37)はロイターに語った。
「人々を元気づけるために、私たちは笑顔を届けたいのです。少しでも皆さんの気分が良くなることを願ってこのチアリーディングをしています」
彼女のグループのチアリーダーは、通常木曜日は東京で、金曜日は隣の神奈川県でパフォーマンスをしている。メンバーは仕事もしているため、出られるかどうかによってパフォーマンスの人数も変わる。
しかし、緊急事態の間、恐らくソーシャルメディアにビデオ投稿し、リモートでパフォーマンスをしないといけないだろうと彼女は言う。
十数人がスマートフォンで写真やビデオを撮るため立ち止まり、他の人たちは駅からオフィスに向かってゆっくり進みながら見ていた。
「現在の状況で、彼女たちがやっていることは素晴らしいと思います」と、会社員のつだぬまともこさん(48)は言う。
「来週から自宅で仕事をするでしょうし、大変ですが、このような活動を見て元気づけられます」
ロイター