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マタタビはネコの蚊よけ=反応する主成分特定―岩手大・名大

ネコがマタタビの葉に顔や頭をこすり付け、ネペタラクトールが付着すると、幸福感や鎮痛効果をもたらす神経伝達物質「ベータ・エンドルフィン」の血中濃度が上昇することが判明。ヒトスジシマカに刺されにくくなることも実験で確認した。(Shutterstock)
ネコがマタタビの葉に顔や頭をこすり付け、ネペタラクトールが付着すると、幸福感や鎮痛効果をもたらす神経伝達物質「ベータ・エンドルフィン」の血中濃度が上昇することが判明。ヒトスジシマカに刺されにくくなることも実験で確認した。(Shutterstock)
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21 Jan 2021 08:01:58 GMT9
21 Jan 2021 08:01:58 GMT9

ネコが好んで反応するマタタビの主成分を特定し、を寄せ付けない効果があることを確認したと、岩手大の宮崎雅雄教授や名古屋大の西川俊夫教授らが発表した。茂みに隠れて獲物を狙うネコ科動物がから身を守るため、マタタビを利用するよう進化した可能性があるという。論文は21日、米科学誌サイエンス・アドバンシズに掲載された。

マタタビはキウイフルーツと同じマタタビ科のつる性樹木。ハーブとして使われるシソ科の草「キャットニップ(イヌハッカ)」と同様に、ネコ科動物が好むことが昔から知られる。キャットニップの場合、ネコが反応する主成分は防虫作用がある化学物質「ネペタラクトン」と解明されているが、マタタビの場合は似た物質「ネペタラクトール」の方が多く、強く反応することが精密な分析やネコの実験で分かった。

ネコがマタタビの葉に顔や頭をこすり付け、ネペタラクトールが付着すると、幸福感や鎮痛効果をもたらす神経伝達物質「ベータ・エンドルフィン」の血中濃度が上昇することが判明。ヒトスジシマカに刺されにくくなることも実験で確認した。

JIJI Press

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