アミン・アッバース、ドバイ

世界的に有名な国際写真フェスティバル「Xposure」の第5回目がまたシャルジャで開催されます。専門家だけでなくアマチュアや愛好家にとっても刺激的な1週間となること請け合いです。地域を超えて世界中から最高の写真家が集まり、イベントのビジョンや世界に影響を与えた人々を紹介します。

シャルジャ政府メディア局（SGMB）が主催するXposure 2021は、2月10日から13日まで、エキスポセンター・シャルジャで開催されます。Xposure 2021では、文字通り地球の果てまで行って自然の美しさ、人々の生活、歴史的な出来事などを撮影してきた400人の国際的な写真家たちによる1,558枚の写真と共に、世界中の最もインスピレーションに富んだ画像の数々を紹介します。

54の展示会、21の公開セミナーと刺激的なディスカッション、業界のリーダーによる14のワークショップ、8つのフォーカスグループ、専門家による14のポートフォリオレビューなど、本フェスティバルは今年もアラブ首長国連邦（UAE）と周辺地域におけるビジュアルアートの実践的な学習とトレーニングのための最大のプラットフォームとしての役割も果たしていきます。本フェスティバルでは、3つの賞を通じて、新進気鋭の写真家や著名な写真家を表彰します。

Xposureは、中東・北アフリカ諸国（MENA）を代表する写真フォーラムであり、プロの写真家やメディアアーティストを目指す人たちのための教育プラットフォームとみなされています。そこでは、エキスポセンター・シャルジャのホールが芸術的な空間に変えられ、世界で最も著名な写真家の作品を一般の方々に知っていただく機会を提供するだけではなく、巨匠たち自身から様々な写真技術を学び、身につけることができる刺激的な環境が提供されます。

この国際的な写真フェスティバルは、写真の芸術性を称え、この地域の意欲的な専門家のためのプロのフロンティアを広げることを目的とした世界的なイベントとして、非常に短い期間に現在の地位を確立しています。また、その多様性、卓越した技術、プロとしての誠実さ、そしてとりわけプラットフォームが提供する魅力的な賞や機会のおかげで、世界中の一流写真家や専門家、大手写真会社から広く認められ、また高い評価を受けています。

フェスティバルはアラブ首長国連邦（UAE）の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に対する厳重な予防措置に沿って開催されます。対策としては、施設内の殺菌、入口への消毒ゲートの設置、フェイスマスクや手指消毒器の提供などの安全対策が義務付けられています。

シャルジャ政府メディア局のディレクターである タリク・サイード・アレイは次のように述べています、「昨年は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックにより延期されたましたが、Xposureは再び戻ってきました。フェスティバルでは、私たちのイベントや展示物をより面白くするために毎年努力を重ねるシャルジャの伝統に沿って、世界最高の写真家の作品をお届けします」

「写真愛好家は、この分野で新たな道を切り開いた才能ある芸術家の目を通して世界を見るユニークな機会を持てることになります」と、アレイは付け加えて述べた。

「今回のフェスティバルが傑出している理由の一つは、初めて、時として自らの安全を危険にさらしながらも、重要なイベントを記録するフォトジャーナリストの献身を称える賞を用意したことです。さらに、来場する写真家、展示作品の数、さらにはコンペへの応募者数など、今回のXposureは過去最大の規模となります。また、このフェスティバルの開催は、世界的な大きな変化のうねりの中で、映像制作者と彼等のプロジェクトを支援するための取り組みを継続する意味合いもあります」と、アレイは説明する。

「テクノロジーがこれまで以上に身近なものとなったおかげで、写真は、今ではほとんどの人の生活に欠かせないものになっており、芸術を追求する少数の人だけが写真を撮るわけではありません。カメラレンズは世界への窓を開き、その画像を通して地球の隅々まで私たちを連れて行ってくれる力を持っています。Xposure 2021は、写真のプロはもちろん、一般の愛好家にとっても実りあるものになると確信しています」と、アレイは付け加えて述べている。