
テニスの全豪オープン第13日は20日、メルボルン・パークで行われ、女子シングルス決勝で第3シードの大坂なおみ(日清食品)が第22シードのジェニファー・ブレイディ(米国)に6―4、6―3で快勝し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。23歳の大坂は2018年、20年の全米オープン制覇と合わせ、四大大会のシングルスで4勝目。18年全米以降、四大大会は4年連続制覇となった。優勝賞金は275万豪ドル(約2億3000万円)。
世界ランキング24位のブレイディは四大大会初優勝を逃した。
今大会は新型コロナウイルスの感染防止策として、選手らはオーストラリア入国後、約2週間の隔離を義務付けられるなど、対策を徹底して実施された。
◇大坂なおみの略歴
大坂 なおみ(おおさか・なおみ)3歳でテニスを始める。13年にプロ転向。18年にツアー初優勝を飾ると、同年の全米オープンで、シングルスの日本勢で初めて四大大会を制覇。19年1月の全豪オープンで四大大会2勝目を挙げ、直後の世界ランキングでアジア選手初の1位に。2度目の優勝を果たした20年の全米では黒人犠牲者の名前が入ったマスクを着け、人種差別反対の意思を示して話題となった。ツアー通算7勝。父はハイチ出身で、母が日本人。180センチ。23歳。大阪市出身。
JIJI Press