
シャムズ・エルム-タワリ、ドバイ
ラスベガス生まれのクアスパがUAEに進出して初の海外支店をオープンし、この支店を心地よいスパ体験を提供する日本の技術と技巧を用いた素晴らしいスパトリートメントの本場にする予定だ。
このスパはいやしドームをUAEに導入すると見られている。このいやしドームは赤外線装置でメタボリズムを刺激するもので、歴史ある日本の砂療法の影響を受けたものだ。 (ANJP)砂療法は温泉の近くで人々が体を砂の中に埋め、体内の毒素をとり除くという治療法だ。
同様に、いやしドームはドーム内で頭以外を覆った状態で遠赤外線を放出することによって発汗を促し、約1200ミリリットルの汗を出して600カロリーを燃焼させる。
ドーム内で30~45分ほど過ごすことで、トリートメントは科学的に証明されている効果が保証される。その効果の中にはデトックス、再生、痩身、セルライトの減少などが含まれる。
クアスパで提供される日本のトリートメントはこれだけではない。スパ&ウェルネスマネージャーの鈴木あゆこさんは、クアスパ独自の森林浴治療など、様々なトリートメントに光を当てた。
この治療法は「木々の中、自然の中で時間を過ごすことが含まれていて、すべての感覚を森のいやしの空間に浸からせるんです」と鈴木さんはアラブニュース・ジャパンに語った。
また、鈴木さんは「ただ自然の中にいること、つまり視覚や聴覚、味覚、臭覚、触覚などの感覚を通して自然と繋がるということです。森林浴は架け橋のようなものです。感覚をオープンにすることで、私たちと自然界の間にあるギャップに橋を架けられます。嬉しいのは、たとえわずかな時間であっても、健康に良い効果があるということです。2時間の森林浴はテクノロジーから離れてゆったりするための手助けになります。心地よい時間を体験してストレスを軽減し、リラックスできます。多くの研究によって、森林浴は本当に健康効果があると示されました」と鈴木さんは教えてくれた。
スパでは指圧フュージョンマッサージも提供しており、特定のツボを押すことで詰まりを解放し、心身の解放感が得られる。
日本のスパ文化について、鈴木さんは「国際的なチェーン店から地元のスパまで、様々なスパが日本にはあります。看板となるトリートメントを生み出そうという関心が常にあるんです」と強調した。
鈴木さんは、近年多くのスパが「温泉のエッセンスをスパに取り入れようとしています」と指摘した。温泉は日本文化になくてはならないものだ。
クアは顧客をスパでもてなすだけでなく、自宅でも自己ケアができるように必要な製品を提供することも目的としている。その製品の一つが日本のブランド、フォーレディだ。
フォーレディはミネラルでイオン化したヒアルロン酸を活用した製品を作っており、アンチエイジングや肌の再構築に効果があるとされている。