
東京:日本水泳界のスターである池江璃花子選手が、復帰後8ヶ月を待たずして、日本選手権の女子100メートルバタフライで優勝し、オリンピック出場権を獲得した。
池江選手は、57秒77でゴールし、今夏のオリンピックの4×100メドレーリレーの出場権を獲得した後、拳を突き上げ、隣のレーンの競技者から抱擁を受けた。
その後、彼女は今回の結果に感極まって涙を流し、水から上がるのに時間がかかった。
プールサイドでインタビューに答えた20歳の選手は、「今、とても幸せです」と答えた。
「まさか、100(メートル)で優勝できると思ってなかったですし、5年前のオリンピック選考会よりも、ずっと自信もなかったし、自分が勝てるのは、ずっと先のことだと思ってたんですけど」
池江選手は、2019年に白血病と診断されるまでは、東京オリンピックで日本のメダル候補のトップになると期待されていた。
闘病生活を経て、昨年8月に競技に復帰した。しかし、彼女は東京を目指しておらず、2024年のパリオリンピックが自分の目標だと言っていた。
「本当に優勝をねらってなかったので、でも何番でもここにいることに幸せを感じようって」と池江選手は語った。
ロイター通信