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サウジアラビアが自国のクリケット・チームを作る可能性を、スリランカの専門家が強調

サウジアラビアは3月に、クリケットをサウジアラビア国民やサウジアラビアに住む外国人に普及させるための一連の計画を発表した。(ICC)
サウジアラビアは3月に、クリケットをサウジアラビア国民やサウジアラビアに住む外国人に普及させるための一連の計画を発表した。(ICC)
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14 May 2021 06:05:52 GMT9
14 May 2021 06:05:52 GMT9
  • サウジアラビアは、クリケットを普及させるために国際的な協力者と連携するよう要請されている

モハメッド ラソルディン

コロンボ:クリケットのワールドカップ優勝国であるスリランカは、サウジアラビアがこのスポーツに関心を寄せていることを歓迎している。専門家は、サウジアラビアがクリケットの技術を向上させ、フィールドで競い合う「可能性は十分」にあると述べている。

このプロセスを促進するために、アブドル ナセル アル ハーシー駐スリランカ・サウジアラビア大使は10日、アラブニュースに対し、「スリランカとサウジアラビアがこの競技の発展のために協力するには、どうするのが最善か」を話し合うために、サウジのスポーツ省と調整を行うと述べた。

3月上旬、サウジアラビア・クリケット連盟(SACF)の会長であるサウード ビン ミシャル アル サウード王子は、クリケットをサウジアラビア人やサウジアラビアに住む外国人に普及させることに焦点を当てた一連の計画を発表した。

これらには、企業レベルのクリケット・トーナメント、海外駐在労働者のクリケット・リーグ、コミュニティ・クラブ・国際レベルでの参加の拡大を目的とした、国内の都市でのソーシャル・クリケット・プログラムの立ち上げが含まれる。

SACFの計画のいくつかは今年、既に開始している。11都市で開催される全国クリケット選手権や、SACFが「Saudi Sports for All Federation」と締結した4つのプログラムの一部だ。

2月に始まったトーナメントは、サウジアラビアで開催されたものとしては最大規模だ。

1984年にスリランカ人で初めてテストで1000ラン、ワンデイで1000ランを記録した、クリケット界の伝説的人物であるロイホ デョアス氏は、この計画を歓迎している。同氏は10日、アラブニュースに対し、サウジアラビアは「他に負けないレベルでこの競技を発展させる可能性を十分に秘めている」と語った。

68歳のディアス氏は、「中東での親善試合で、サウジアラビアのクリケット選手がパキスタンの選手と一緒にプレーしているのを見たが、彼らはとても良いプレーをしていた」と語り、サウジアラビアに早く自国のクリケット・チームを結成してほしいと付け加えた。

2001年から2010年にかけて、クリケットのネパール代表監督としてGCC諸国を訪問したディアス氏は、オマーン、カタール、UAE、クウェート、バーレーンが「既にクリケットの分野で活躍している 」と話した。

「サウジアラビアがこのグループに加わることは大歓迎だ」と、クリケットのスリランカ代表元監督で、現在はスリランカ・クリケット協会で勤務するディアス氏は語り、サウジ・チームは「新しい経験と、機知に富んだ技術」をもたらすだろうと予想している。

この目的のために、サウジアラビアは15歳以下の生徒を対象とした、学校レベルのクリケットを導入することから始めることができる、と同氏は付け加えた。「子供や親の興味を刺激するだろう。クリケットの発展のためには絶対に必要だ」

同氏はサウジアラビアに、この分野の専門知識を得るために、国際的な協力者と連携するよう助言した。

「スリランカは、アジア・クリケット評議会を通じてサウジアラビアのクリケットを指導の面で支援できる。スリランカはサウジと協力し、同評議会のトーナメントに参加することでサウジ国民のクリケットの技術を向上させることができる」と同氏は述べた。

チナカラン タミール紙の編集主任で、クリケットの専門家であるシュム ファヒム氏は同意した。「サウジ・チームはサッカーワールドカップで活躍している。クリケット選手がより優れたスキルを見せ、クリケットでもワールドカップのレベルに到達することを心から願っている」

2017~2018年のデータによると、サウジの人口の3割以上が外国人であり、サウジアラビア人ではない人の総数は1073万6293人と推定されている。

1970年代初頭、クリケットをしていたのは主に、熱烈なサッカーファンの多い国から来た人たちだった。その傾向は今も続いており、クリケットチームの選手のほとんどはパキスタンやインド、スリランカ、バングラデシュ出身だ。

2001年、ガーダ ビント ハムード ビン アブドウルアジーズ王女の賛助の下、サウジは国内でクリケットを取りまとめる法的立場を獲得した。

2003年には国際クリケット評議会(ICC)の加盟国になった。

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