• プログラムはリヤド・シーズンの復活を皮切りに始まり、イベントやアート、文化事業の提供を目指す

ルバ・オベイド

ジェッダ: 観光当局の『ヴィジット・サウジ』は日曜日、サウジアラビアの観光および娯楽シーズンが2021年の第4四半期にさらなる大規模イベントや興奮と共に復活すると発表した。

サウジアラビア観光プラットフォーム『ヴィジット・サウジ』は、今年のリヤド・シーズンの復活を皮切りにエンターテインメント・シーズンを開始すると発表した。多様な娯楽やアート、文化のアクティビティや体験を通じて、社会のあらゆる層に貢献することを目的としている。

今回初めて、一般の人々に対し、ウェブサイト（www.2years.sa）上で意見や提案を共有することによるエンターテインメントプログラム形成への参加が呼びかけられた。

今回の発表に先立ち、一週間前から宣伝キャンペーンが始まり、リヤド市内やソーシャルメディア上で「この2年間の埋め合わせをします」というスローガンが拡散された。

リヤドのヤラ・ハリール氏はアラブ・ニュースに対し、「宣伝キャンペーンは成功でした。人々は非常に興味を持ち、その内容が明かされるのを心待ちにしました」と語った。「私たちは皆、パンデミック前の活気のある生活に戻ることに意欲的です」

リヤドのノラ・サレム氏はアラブ・ニュースに、そのティーザー広告は彼女の関心を引いたと話す。「街中のいたるところで目にし、本当にリヤド・シーズンの復活のことだろうか？まさかね！と思いました」

「物事が日常に再び向かいつつあるのを見てとても嬉しく思います。マスクを全部捨てる瞬間が待ち遠しいです」と彼女は話した。

新しいサウジ・シーズンの始動は、サウジ人および外国人居住者の暮らしを豊かにし、生活の質を高め、様々な観光地を宣伝し、そして同国の文化や娯楽、スポーツの魅力を紹介するというサウジアラビアのビジョン2030計画に沿ったものである。

しかし、まだ健康に関する懸念を抱き、新型コロナウイルスの再来を恐れる人々もいる。

リヤドのファハド・ムハンマド氏はアラブ・ニュースに対し、次のように語った。「エンターテインメント・シーズンの復活は、私たちが国としてこの危機を乗り越え、適切に対処できたことを意味します。しかし、個人的には参加したいかどうか迷っています。現在の成果を維持し、社会的な集まりや活動の再開がサウジアラビアでの新たな新型コロナ感染拡大を引き起こさないことを願っています」

また、今回の発表を受け、ワクチン接種に積極的になった人もいる。オサマ・アデル氏はアラブ・ニュースに、リヤド・シーズンのためだけにワクチンの予約をした、と話した。

「前回のシーズンが楽しかったので、今年のリヤド・シーズンについても非常に楽観的でワクワクしています」と彼は述べる。「今回は、困難な年を耐えてきた後なので、より一層楽しいものになるでしょう」