

ダイアナ・ファラー
ドバイ:ドバイで大きな成功を収めた人気の居酒屋スタイルレストラン「富士屋」の2号店が、6月にアラブ首長国連邦にオープンした。
アラブニュース・ジャパンの取材で、富士屋レストランのパートナーを務める早川晃央氏は、この2号店が2020年にオープン予定であったことを話した。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックにより、計画の変更を余儀なくされた。
「この店舗をオープンできたのは幸運でした。4月の初めに契約を結び、2か月ですべてを準備しました」と同氏は語った。
早川氏は、新しく富士屋になる前はステッカーでいっぱいの暗いバーだったと説明した。「しかし、私がすべてを変えて、確実に日本風になるようにしました」と付け加えた。
ドバイのダウンタウンにあるこの居酒屋2号店では、周辺にある他の日本食レストランと競っていくため、バラエティーに富んだ寿司料理を用意している。
「この地域はこの種のコンセプトが欠けていると感じました。高級日本食ダイニングがコンセプトの店はたくさんありますが、カジュアルな和風居酒屋がコンセプトの店はありません。1号店と同じコンセプトを取り入れたかったのは、それがとても成功していて、多くのUAE人の顧客にも楽しんでいただいているからです」と早川氏はいう。
コロナウイルスのパンデミックで、世界中のあらゆる企業が多くの困難に見舞われたが、富士屋にとっても例外ではなかったと同氏は話した。
「ロックダウン中は、宅配を中心にする必要がありました。とても難しかったです。しかし、私たちはインスタグラムをはじめとするソーシャルメディアにより注力してきており、それはうまくいっています」と同氏は語った。
富士屋の食材のほとんどは日本から直輸入されており、焼き肉、鍋料理、天ぷら、寿司など豊富なメニューが自慢だ。
早川氏は、サウジアラビアといった他のアラビア湾岸諸国で事業を拡大する将来の計画があると、アラブニュース・ジャパンに語った。しかし今のところは、「アラブ首長国連邦の他の地域を重視している」と付け加えた。