



アリ・カレド
日曜日の朝、オリンピックスタジアムで開催された陸上男子400mの予選で、サウジアラビア代表のマゼン・アル・ヤシン選手が予選第2組を1位で通過し、東京2020オリンピックにおけるサウジアラビア代表選手による最高のパフォーマンスの一つとなった。
ヤシン選手は予選で自己ベストとなる45秒16を記録し、同組のベルギー代表のケビン・ボルレー選手とスイス代表のリキ・ペトリュシアニ選手を抑えてゴールした。
25歳のヤシン選手は、木曜日に行われる決勝への出場を目指して、サウジアラビア時間の月曜日午前2時5分から行われる準決勝に望む。
これまで8年間、一貫して陸上男子400mに出場してきたアル・ヤシン選手は、7月2日に東京オリンピック代表内定を受け、東京に向け出発した。
アル・ヤシン選手は、2013年にウクライナで開催された世界ユース陸上競技選手権大会にサウジアラビア代表として出場した。同年にインドネシアで開催されたイスラム連帯競技大会では、4×400mリレーで金メダル、台湾で開催されたアジアユース陸上競技選手権大会では陸上男子400mで銀メダルを獲得した。
2015年には、中国で開催されたアジア大会の陸上4×400mリレーでサウジアラビア代表選手として参加し、銀メダルを獲得した。
さらに2017年、チュニジアで開催されたアラブ選手権の陸上男子400mで銀メダル、リレーで銅メダルを獲得するなど、アル・ヤシン選手は自身の自己ベストを急速に更新した。また同年、トルクメニスタンで開催されたアジアインドア・マーシャルアーツゲームズでも銀メダルを獲得した。