
アリ・カーレド
ヨルダンのアブデル・ラハマン・アル・マサトファ選手は、東京の日本武道館で行われた空手組手67キロ級準決勝でトルコのエライ・サムダン選手に敗れ、銅メダルを獲得した。
2対0で勝利したサムダン選手が決勝戦へと勝ち進み、この前に行われた準決勝でダルハン・アサディロフ選手を5対3で下したフランスのステバン・ダ・コスタ選手と対決した。
決勝戦では、ダ・コスタ選手が5対0でサムダン選手を下し、金メダルを獲得した。
アル・マサトファ選手は、5日午前にダ・コスタ選手との対戦を含む4連勝を果たしたときのような快挙を見せることは叶わなかった。残り20秒でサムダン選手に2対0でリードされ、逆転するには3点が加算される「1本」をとる必要があった。
同選手はこれにより、ヨルダンのための銅メダルを獲得したことになる。
準決勝を勝ち進んだ勝者たちは、決勝戦で戦ったが、アル・マサトファ選手とアサディロフ選手らの敗者は、他の五輪種目にあるような3位決定戦を戦わずして銅メダルが保証された。
25歳のアル・マサトファ選手は5日にプールBで、まずはラトビアのカルビシュ・カルニニュシュ選手を8対3で下し、その後にダ・コスタ選手を7対4で破った。
イタリアのアンジェロ・クレシェンツォ選手との対戦は、クレシェンツォ選手が辞退したためにキャンセルとなり、その後もIOC難民選手団のハムーン・デラフシプル選手を3対0で下し、アル・マサトファ選手は連勝を重ねた。
そして、ベネズエラのアンドレス・エドゥアルド・マデラ デルガド選手を4対1で破り、プールBを制覇して準決勝へと進んだ。