

アリ・カーレド
ドバイ:エジプトのジアナ・ロトフィ選手は6日午後、日本武道館で行われた空手の女子組手61キロ級準決勝戦で中国の尹笑言選手に僅差で惜敗したが、銅メダルを確実にした。
26歳のカイロ出身の選手は1対1の同点で試合を終えたが、判定により対戦者が勝利をおさめた。
尹笑言選手は、その後決勝戦でセルビアのヨバナ・プレコビッチ選手と対戦して敗れた。プレコビッチ選手はもう1つの準決勝戦でトルコのマーブ・チョバン選手を破って、決勝戦に進出した。
空手は東京2020オリンピック大会で初めて競技種目に選ばれたため、ロトフィ選手は女子組手61キロ級では初めての銅メダルを手にした。
他のいくつかのオリンピック競技とは異なり、空手の組手競技では準決勝戦の敗者同士の3位決定戦が無く、両者が表彰台で銅メダルの栄誉を分かち合うことになる。
ロトフィ選手は6日朝、空手の女子組手61キロ級プールBの競技に臨んだが、最初の試合でペルーのアレクサンドラバネッサ・グランデリスコ選手を2対0で破り、次にウクライナのアニタ・セリオヒナ選手と対戦して、またも2対1の僅差で下した。
次にロトフィ選手はモロッコのブティサム・サディニ選手と対戦し、5対0で圧勝した。プールBの最終戦では、その後金メダルを獲得したプレコビッチ選手と対戦して1対1で試合を終えたが、「先取」によりセルビア人選手が勝利した。
ロトフィ選手には、プールBから6日午後の準決勝戦に進み、エジプトに銅メダルをもたらす資格があったことは、彼女の対戦結果からも明らかである。