
さいたま市:五輪2連覇の記録を持つ羽生結弦選手が、フィギュアスケート全日本選手権を前にした22日の公式練習を欠席した。このため6週間後に開幕を控えた北京冬季五輪での金メダル獲得を危ぶむ声が高まっている。
羽生は先月練習中に転倒して右足首の靱帯(じんたい)をけがして以降、公の場に姿を見せていない。今季のグランプリシリーズはすべて欠場を余儀なくされた。
スーパースターの羽生選手(27歳)は今週、全日本選手権で待望の復帰を果たす予定。男子ショートプログラムは24日、フリーは26日に開催される。
しかし22日の公式練習に参加せず、記者会見をキャンセルしたため、コンディションを危ぶむ声が高まった。
羽生選手は2018年平昌冬季五輪のわずか数か月前にも、同じ足首を痛めている。
同季の全日本選手権はすべて欠場し、ぶっつけ本番で冬季五輪に出場した。
しかし平昌五輪では金メダルを獲得し、五輪フィギュアスケート部門連覇の記録を60年以上ぶりに達成した。
羽生選手は金メダル獲得後の記者会見で、足首は完治していないと語っていた。
羽生は先月、NHK杯へ向けた練習中にけがして以来、数週間「スタートラインにすら立てていない」と語っている。
北京冬季五輪は2月4日に開幕する。
AFP