東京:日本の鍵山優真選手が土曜日にNHK杯で優勝し、今シーズン初のグランプリ出場となったフィギュアスケートで、序盤の転倒を乗り越え、金メダルを獲得した。
東京大会での総合得点は300.09点で、2位のダニエル・グラッスル(イタリア)の264.85点、3位の壷井 達也(日本)の251.52点を上回った。
金曜日のショートプログラムで自己ベストの得点をマークし2位につけていた日本の三浦佳生は、フリーで大崩れし、総合6位となった。
2022年冬季オリンピックで銀メダルを獲得した鍵山は、最初の4回転フリップで転倒したが、持ち直して地元の観客の前で勝利を収めた。
「もちろんミスをすると悔しいが、立ち直れたのは、どれほどそれを望んでいたか、自分がどれほど成長したかを示していると思う」と21歳の彼は語った。
「練習中にミスをしても、あきらめずにやり続ける。グランプリファイナルに出場するのが目標なので、あきらめるわけにはいかない。自分の中で、その気持ちは強かった」と同選手は語った。次回のグランプリは、来週ヘルシンキで開催されるフィンランディア杯である。
12月にグルノーブルで開催されるグランプリファイナルの出場権獲得を目指しており、出場権を獲得すれば、アメリカのイリア・マリンイン選手とのライバル関係が再び始まることになる。
「フリーの演技には少し気負いすぎてしまい、少し調子を崩してしまった」と、鍵山は語った。
「フィンランドでは、ショートプログラムとフリーの演技の前に、落ち着くようにしなければならない」
ショートプログラムで成功を収めた後、フリーの演技に臨んだ三浦は、素晴らしい演技を披露したが、フリーの演技は散々な結果に終わり、メダル獲得の望みは完全に潰えた。
三浦は2度の転倒でフリーの演技を最下位で終え、演技後は打ちひしがれた。
「大きな大会だったので、良い結果を出したかった」と三浦選手は語った。スケートアメリカでは3位に入賞したが、今回の結果によりグランプリファイナルの出場はなくなった。
「まったく結果を残せなかった。まったく意味がない。とにかく練習を再開するしかない」と語った。
ペアでは、ジョージアのアナスタシア・メテルキナとルカ・ベルラヴァ組が2位からトップに躍り出て、日本の三浦璃来・木原龍一組、米国のエリー・カム・ダニー・オシェイ組を抑えて金メダルを獲得した。
アイスダンスでは、米国のマディソン・チョック・エヴァン・ベイツ組が優勝し、同国のクリスティーナ・レイア・アンソニー・ポノマレンコ組が2位、リトアニアのアリソン・リード・サウリウス・アンブルレヴィチウス組が3位となった。
AFP