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国連、南スーダンの暴力被害者35%増を報告

国連世界食糧計画(WFP)が南スーダンのLeer州Thonyorで行った食糧配給の前に、登録を待つ女性と子どもたち。(REUTERS)
国連世界食糧計画(WFP)が南スーダンのLeer州Thonyorで行った食糧配給の前に、登録を待つ女性と子どもたち。(REUTERS)
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19 Mar 2024 09:03:28 GMT9
19 Mar 2024 09:03:28 GMT9
  • 報告された被害者数は前四半期から35%増加
  • 民族間の緊張や土地などの資源をめぐる紛争による暴力が各地で増加している。

ジュバ 南スーダンで暴力の被害を受けた人の数が、2023年の第4四半期で35%急増したと国連が報告した。

国連南スーダン派遣団(UNMISS)は、862人に影響を与えた233件の暴力事件を記録した。そのうち406人が死亡、293人が負傷、100人が拉致され、63人が紛争に関連した性的暴力を受けたと、月曜日に発表された報告書で述べた。

被害者数は前四半期から35%増加した。

南スーダンは今年後半に選挙を実施する予定であり、これはサルバ・キール大統領と彼の元ライバルであるリエク・マシャール氏との間で2018年に和平協定が結ばれ、数十万人が死亡した5年間の紛争が終結して以来初めてのことである。

民族間の緊張や土地などの資源をめぐる紛争による暴力は、ここ数カ月、特に石油が豊富なアビエイ地域を中心に、国内各地で増加している。

UNMISSのニコラス・ヘイソム代表は、「被災地での暴力を防ぎ、平和を築くためにできることはすべてやっている」と述べ、南スーダン政府に介入し、「根底にある不満を解決し、平和を築く」よう促した。

同国は、過去1年間に陸、空、船で少なくとも1万回の平和維持活動を行ったと述べた。

世界で最も若い国のひとつである南スーダンは、干ばつや洪水にも見舞われ、住民の生活環境を困難なものにしている。

世界食糧計画(WFP)は最新の国別概要で、南スーダンは暴力、経済的不安定、気候変動、隣国スーダンの紛争を逃れた人々の流入により、「悲惨な人道危機に直面し続けている」と述べた。

AP

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