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リヤド:夏に開催された東京五輪での競技後、サウジアラビアの柔道家タハニ・アル・カタハニ選手は現在2024年パリ五輪を目指しており、王国初となる金メダルを獲得したいと語った。
リヤド出身で22歳のカタハニ選手はまた、次世代のサウジアラビア女子柔道家の育成のため指導者になりたいと考えており、柔道が学校のカリキュラムに加えられることを願っていると明かした。
「東京五輪に参加する機会を得て、次のオリンピックへの出場権も獲得したいと思っています。そして素晴らしい結果を収め、王国の名のもと金メダルを獲得したいです」
彼女は東京で貴重な経験を得たと語った。スロベニア出身の初戦相手には早くも敗れ苦しんだが、イスラエル出身の次の対戦相手には試合に負けるまで初戦より長い時間耐えた。また、結果として試合内容には満足しており、柔道人生における次へのステップにつながる経験になったと信じていると語った。
アル・カタハニ選手は今年10月と11月に開催されたグランドスラム・パリとグランドスラム・アブダビに出場予定だったが、手の負傷で参加できず、回復にはあと4か月かかると話した。
柔道を始めるきっかけは、リヤドにあるキング・サウード大学のバスケットボールチームでプレイしていた時だったと明かした。「柔道着を着ているコーチが私の目に留まりました。彼女の所へ行って柔道について話した結果、柔道を始めることにしました。その結果、チームメートのラニム・ハリシュ選手とヘサ・アル・マーリキー選手と共に、この楽しい競技のサウジアラビア最初の選手の一人になることができました」
「まだオレンジ色の帯だった時にエジプトへ行きトレーニングキャンプに参加しました。そこでアフリカのチャンピオンを見て、彼らの卓越した柔道に感服し、私も彼らのようなレベルに達したいと思いました」