アラブニュース・ジャパン
東京:日刊ゲンダイ紙は日本の新型コロナウイルス感染率が低い要因について、ワクチンではなくマスクではないかとの記事を掲載した。
「日本人が欧米規模の感染爆発を起こさないのはなぜ?」という記事によると、米国内の1日当たりの新規感染者数は12月27日に44万人を超え、英国では約13万人、フランスでも約18万人を記録した。
米国のワクチン接種率が61%(2回)、ブースター接種は20%で、ワクチン接種率は答えになっていないようだ。英国では2回接種が70%、ブースター接種49%で、フランスでは2回接種73%、ブースター接種31%。
日本は2回接種78%だがブースター接種を受けたのは1%未満である。何が原因なのだろうか?
理化学研究所は先日、日本人の約6割が特定の白血球型を持っており、コロナウイルスに対する交差免疫を持っていると発表した。
一方、不織布マスクの着用が重要な要因だと考える人もいる。
浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫氏は「サージカル不織布マスクを着用することで2次感染などを防げた」と話す。また昨年インフルエンザが流行しなかった理由は、マスクを着用してコロナへの免疫があったからだとした。今回は国民の約8割がコロナへの免疫がある上、マスクをしていたから感染を低く維持しているという。