アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの石油企業アラムコは、ダカールラリー初参戦となる水素燃料レーシングトラックのスポンサーとなる。
このトラックは、フランスのゼロエミッション車メーカーであるゴーシン社が開発したもので、エンジンの燃料は100%水素であり、水素を最大80キロまで積載できるタンクを搭載している。
アラムコのテクニカルサービス担当シニア・バイス・プレジデント、アフマド・A・アル・サーディ氏は、「これは低炭素燃料としての水素の開発における画期的な出来事であり、水素燃料トラックがダカールラリーに参戦するのは初めてのことです。ゴーシン社のH2トラックへの独占的なスポンサーシップを通じて、最も厳しい条件下でその潜在能力を示すことを目指します。水素は、輸送部門、特に大型車などの脱炭素化が難しい分野における排出量削減の可能性を秘めています。」と述べている。
「今後、アラムコは、水素自動車の製造をサウジアラビアで現地化するとともに、先進イノベーションセンター(LAB7)を通じて水素自動車の技術開発に取り組んでいきます」
ゴーシン社のCEOであるクリストフ・ゴーシン氏は、同社はサウジアラビアの気候変動対策への思いを共有していると述べた。
「私たちは、この大会の主催者、そしてサウジアラビア当局と、脱酸素自動車という目標、そして気候変動に断固として立ち向かうという思いを共有しています」
ダカールラリーは1月1日にサウジアラビアで開幕した。