アラブニュース・ジャパン
東京:東京のあるカフェでは、外出困難者である従業員がロボットを操作して働くことを可能にしている。「分身ロボットカフェ」はALSのような障害者が従業員の一人として働く未来のための原型だという。
パイロットと呼ばれる従業員は、『OriHime』『OriHime-D』と呼ばれる分身ロボットを遠隔操作しながら接客を行う。働く意思があるにもかかわらず医学的、身体的条件から働けない人々のために、その機会を創出し、共有することをカフェの目的としている。
ホームページには「私たちの究極の目標は、人々が平等に社会に参加するための障害を減らす手段としてテクノロジーを活用し、分身ロボットが一般的になる包容的な社会を作ることです」と書かれている。
このプロジェクトを行うオリィ研究所は、東京都心の日本橋に「人類の孤独の解消」をミッションとして常設カフェを構えている。障害やパンデミックなどで家から出られなくなった時、人々がどのように暮らせるかという問いへの答えを提示できるかもしれない。