

クラレト・モンソレート
デザイナーのナダ・デブス氏は、UAEやGCC諸国の顧客を獲得するため、ドバイに新たな拠点を設立した。レバノンで生まれ、日本で育った彼女は、現在ベイルートで生活し、仕事をしている。
工芸、アート、ファッション、インテリア、そして日本育ちの彼女に結び付いた現代アニメ文化においても、ナダ・デブス氏はその天性の創造力を存分に発揮している。
「ファストな世界にスローな工芸を(Slow craft for a fast world)」とは、ナダ・デブス氏がeコマースに進出し、世界中の顧客へアプローチする際に自身を関連させることを誇りとするコンセプトである。
彼女のブランドの「ハンドメイドとハートメイド(handmade and heartmade)」の哲学は、豪華で目を惹く贈り物を探し求める顧客に選択肢を提供するためにある。持続可能性、伝統、そしてストーリーのある製品を買い求める絶好の機会だ。
ナダ・デブス氏のデザインは、技術上の豊かな知識と実践的なアプローチが視覚的・空間的に浮かび上がってくる点において一線を画している。
彼女はアメリカのロードアイランド・スクール・オブ・デザインのデザイン科を卒業した。さらに、ナダ・デブス氏は長期間にわたり世界中を旅して生活し、異なる文化間のつながりを見出し、彼女のポートフォリオの豊かなタペストリーをさらに豊かなものにした。
例えば、彼女が発表した最初のダルヴィーシュ・カラフェ・コレクションは大成功を納めたが、それはスーフィーの修行僧の儀式的な旋回舞踊にインスパイアされたものだった。
今回、ナダ・デブス氏は、瞑想に励むスーフィーの修行僧の旋回舞踊からインスピレーションを得たさまざまなグラスを再度発表し、新たにコレクションに加えた。
ピンク、パープル、ブルー、ハニー、グリーン、グレーの繊細な数々の色合いから選べるこのグラスは、熟練の職人が無条件の愛情と献身を込め丁寧に手吹きして作られている。