
アラブニュース
ドバイ: サウジアラビアのビジネスマンであるアムル・ゼダン氏が共同所有するカントリー・グラマーが26日にドバイワールドカップで勝利した。騎手を務めたフランコ・デットーリ氏も、このレースで自身4度目のドバイワールドカップでの勝利を確実なものとした。
今回のレースの本命は、ブリーダーズカップ・ダートマイルやペガサスワールドカップで勝利を収めていたライフ・イズ・グッドであったが、彼はやり遂げることができなかった。
本命馬ライフ・イズ・グッドがスピードを落としてから、その失速にいち早く付け込んだのはカントリー・グラマーに乗るデットーリ騎手だった。カントリー・グラマーは、ゼダン氏がウインスター・ファームとコモンウェルスゲームズ・サラブレッドと共同所有している馬であるが、デットーリ騎手はゼダン氏のカラーの勝負服を着ていた。
デットーリ騎手は以前にも、ドバイ・ミレニアム、ムーン・バラッド、エレクトロキューショニストに乗ってドバイワールドカップで勝利したことがあった。今回は、ドバイを拠点とする競馬団体ゴドルフィン以外の勝負服を着ての初めての勝利となった。
今回の勝利は調教師のボブ・バファート氏にとって感動的なものだった。ボブ・バファート氏は、昨年のケンタッキーダービーのレース後にメディーナ・スピリットからレース直前の使用を禁止されている薬物が検出された件で、祖国アメリカで競馬関係当局らと争っている。