
出来たての本格ラーメンを自動販売機で―。米シリコンバレー発の新興企業「Yo―Kai Express(ヨーカイエクスプレス)」は6日、ラーメンをその場で調理する自販機の日本進出を発表した。まずは羽田空港や東京駅などに3台設置し、高速道路のサービスエリアや病院、大学などに広げる方針。
タッチパネルを操作してメニューを選ぶと、独自の解凍技術により、最短90秒で熱々のラーメンが出来上がる。日本の自販機から着想を得たという創業者のアンディ・リン最高経営責任者(CEO)は、東京駅で開いた発表会で「本格ラーメン発祥の地である日本は重要な市場だ」と語った。
キャッシュレス決済のみに対応。オリジナルメニュー4種類が790円。このほかに博多ラーメンの有名チェーン「一風堂」が提供する2種類を用意するが、価格は未定。
ヨーカイは2016年創業。米国では商業施設や工場、企業のオフィスなど約50カ所に自販機を設置しており、これまでに20万食以上を提供した。台湾や韓国、欧州への進出も計画している。
時事通信