
ドーハ:カタールは、今年末のFIFAワールドカップに参加すると予想される120万人の観客の一部を、1,000張りの「伝統的なテント」に収容したいと考えていると、主催者が2022年6月14日火曜日に発表した。
大会を主催する最高委員会の宿泊設備担当者であるオマル・アル・ジャバー氏は、「これは、今後2週間以内に運用を開始する選択肢の一つです」と述べた。
同氏は「本当のキャンプです」とブリーフィングで述べた。「一般的なベドウィン式で砂漠とテントを体験していただきます」
テントは水、電気、排水設備が完備されているが、夏は猛暑で知られるカタールだが、冬は温暖でテントにエアコンはない。
11月21日から12月18日まで開催されるワールドカップは、45℃を超えることもある夏の暑さを避けるため、北半球の冬に開催される初の大会となる。
また、ガス資源に恵まれた湾岸諸国を訪れるサッカーファンのために、200張りの豪華なキャンプも計画されている。
カタール南部の砂漠の端にあるシーラインと呼ばれる海岸に設置される予定で、他の地域も発表される予定だとジャバー氏は語った。
また、大会開催時には「10万室以上」の客室が用意されるとし、小さな首長国の宿泊施設のキャパシティへの懸念を払拭しようとした。
同国のホテルの部屋の大部分は、チーム、審判、報道関係者のために主催者によってすでに事前予約されているが、FIFAが未使用の部屋を解放する予定であるとジャバー氏は述べた。
さらに同氏は、建設中のホテルもあり、今後数か月でより多くの部屋が利用できるようになると言明して付け加えた。
グループリーグの中ほどに当たる11月25日〜27日に予約のピークが予想されるが、同氏は「その時期に部屋がないわけではない」という。
近隣の湾岸諸国からは毎日160往復以上のフライトが予定されており、サポーターを受け入れることができるようになっている。
AFP