
アフシャン・アジズ
ジェッダ:ジェッダ・シーズンの9つのゾーンの1つであるシティ・ウォークが本日終了となった。
比類なき想像力で設計された、シティーウォークの9つのサブゾーン(エントリービレッジ、フードホール、ファッションビレッジ、スプラッシュ、ホラービレッジ、ジェッダライブ、アドベンチャー、クロスリアリティ、アニメビレッジ)では、すべての来訪者が完全な融合体験を楽しむことが出来た。
観客は、多種多様なイベントに熱中した。その中にはサウジアラビア初上陸のものも。
クロスリアリティゲームゾーンのプロジェクト・マネージャー、アレックス・モーガン・ジョージ氏は語った。「クロスリアリティは、シティウォークで最も来場者の多かったエリアのひとつです。ここは、現実と想像が出会う場所です」
「私たちは、ゲーム部門にちょっと特別な次元のリアリティを持ち込みました。ボディスーツを着てゲームをプレイする衝撃を体感してもらったのです。全ての人が―子供も若者も大人も―VRを体験し、楽しむことができるようにしました。サウジアラビアはゲーム好きな人が多いので、今後はもっとアトラクションを増やし、規模も2倍にすることを目指しています」
クロスリアリティゾーンでは、4つの完全没入型ゲームから選べるようになっている。家族皆で楽しめるバーチャルリアリティ・エンターテイメント「スプリー」、近未来をテーマにしたゲーム「ホロゲイト・ブリッツ」、さまざまなゲームを自由に歩き回って楽しめるVRエリア「ホロゲイト・アリーナ」、VRヘッドセットを使って聴覚、視覚、触覚を通じ世界の驚くべきシミュレーションを体験できる「テスラ・スーツ」の4つだ。
セラ社のシニアライドメカニカルエンジニア、アハメド・アラッタス氏はこう語る。「私たちはサウジアラビアで、特にシティウォークのために、膨大な量の波とこれまでに感じたことのない体験を盛り込んだ『ビッグウェーブ』というユニークなライドを作ることに成功しました」
「ジェッダの気象条件が原因で多くの困難がありましたが、すべての試練を乗り越え、シティウォークとジェッダピアの両方の中で最も素晴らしいライドを作り上げました。身の毛もよだつようなスリル満点の乗り物を楽しむ機会を来場者に提供できました」
シティウォーク期間中の最後の数日間ではいくつかのユニークなアクティビティやイベントが開催された。日本の有名なポップシンガーであり作詞家でもあるAimerが中東で初めてパフォーマンスを行い、サウジアラビアの聴衆を魅了した。
また、100人規模のコスチュームコンテストや、ゾーン内のアニメビレッジで行われたアニメセラピーアワードを通して日本文化が紹介された。
シティウォークの最終日には、卒業をテーマにしたパーティーが開かれ、来場者は大学の卒業生に扮し、パレードを行った。
サウジアラビア人のムハンマド・アリ氏(32)は「特にクロスリアリティがすごく良かったです。『テスラ・スーツ』を着たことは、生涯忘れえない経験でした。ゲーム中、雨粒とか感覚的な技とかと連動して、一瞬、お腹に本当にパンチを受けたような感じがしたんですよ」と話した。