
田川博己日本旅行業協会(JATA)会長は9日の記者会見で、2020年に訪日外国人数を4000万人に引き上げる政府目標について「かなり厳しい」と述べた。韓国や香港からの訪日客が苦戦していることなどを踏まえた。その上で、東京五輪・パラリンピック期間中に訪れる外国人に日本の魅力をアピールし、「どう次につなげるかが大事だ。あまり数字にはこだわっていない」と指摘した。
五輪を通じた地方への誘客については「日本という文化、国を東京の中でどう示すかが最も大事だ」と述べ、東京都内に数多くある地方のアンテナショップがイベントなどを通じ情報発信を強化すべきだと訴えた。
JIJI Press