• 支援続行が約束されたのは、アデン県の湾港都市で、ドラッグの入った貨物を取り押さえる地元治安当局を支援したことで、アデン県知事がアラブ連合軍に感謝を表明したときだ
• イエメンの国防相は10月28日、今月初旬から、幹部の野戦軍司令官を含む少なくとも800人のフーシ派兵士が殺害されていると述べた

サイード・アル・バタティ

ムカッラー：イエメンが正常な状態に戻るまで、連合軍はフーシ派と闘うイエメン軍を支援し続ける、とアデン南部に駐留するアラブ連合軍の司令官は述べた

アデン県のアハメド・ラムリス新知事との会談の間、ナイフ・アル・オタイビ准将はイエメンがこの内戦から立ち直り、国家機関が正常に機能するようになるまで、連合軍はイエメンを支援し続けると述べた、とイエメンの国営通信社が28日報じた。

同連合軍の支援続行が約束されたのは、アデン県の湾港都市で、ドラッグの入った貨物を取り押さえる地元治安当局を支援したことで、アデン県知事がアラブ連合軍に感謝を表明したときだ。同知事はアデン県の地元当局が、アデン県に平和と安定をもたらし、現地で生きるために不可欠なサービスを提供してくれる同連合軍から、さらなる支援を受けることを心待ちにしている、とアラブ連合軍の司令官に述べた。

アラブ連合軍とアデン県の湾港都市の地元治安当局は、数百ドルに相当するコカインとヘロイン500 kgが摘発された、と最近発表した。ブラジルから砂糖が大規模出荷された折、ドラッグは砂糖袋の内部に隠されていた。摘発されたドラッグに関連した逮捕の情報は一切なかったが、地元の治安当局は調査が進行中であると述べた。

その一方で、イエメンの国防相は28日、政府軍との闘いやアラブ連合軍の空爆において、今月初旬から、幹部の野戦軍司令官を含む少なくとも800人のフーシ派兵士が殺害されていると述べた。

メディアに公表されたフーシ派の埋葬に関する声明に基づけば、反政府勢力のフーシ派は10月1日以来、自らの支配下にあるさまざまな県で、154人の野戦軍司令官を含む600人以上の兵士を埋葬したという。首都サナアで、この反政府勢力はさまざまな軍事的階級を持つ野戦指揮官67人を含む178人の死亡した兵士たちに対して葬列を手配した、と国防省はニュースサイト上の声明で述べた。

フーシ派が死亡した場所は、大半がマアリブ県とジャウフ県であり、こうしたところでは、アラブ連合軍の戦闘機に後方支援された政府軍とその同盟部族と、反政府勢力が激しい戦闘を行っていた。

国営通信社はまた、ジャウフ県のアミーン・アル・ウカイミ知事が、同県での最新の激しい闘いの間に、政府軍がフーシ派に大きな敗北を負わせたと述べたことも報じていた。イエメン軍の司令官たちは、ジャウフ県の解放されたアルカニェルの軍事基地とその周辺地域を奪還しようとするフーシ派の試みを阻止したと述べた。

フダイダ県西部で、イエメン西海岸の主要な3つの陸・海・空軍の総称、ジョイントフォースは、フーシ派のモハメド・アル・ハメリ野戦軍司令官が28日、反逆軍の強襲が失敗した後に死亡したと述べた。

国連と欧米の外交官が、イエメンの派閥同士が敵対行為を停止し、共同宣言として知られている国連が仲介する平和イニシアチブの承認に集中するように、繰り返し要請しているが、イエメンの国内中で戦闘は続いている。イエメン駐在英国大使、マイケル・アーロン氏は、内戦を終結させるために、国際的に承認されたアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領とフーシ派に真剣に話し合うように要請した。

「ハーディー大統領とフーシ派首脳陣は、人道主義の存続危機を回避するために、国連イエメン担当特使と真剣かつ可及的速やかに協力し、共同宣言を成立させて、イエメンの内戦を終結させなければなりません」と、同大使はTwitter上で述べた。

この共同宣言は経済的・人道的措置を実施する前に、全国的な停戦を提案している。戦闘が中止になれば、イエメンの各政党は戦後の政治的な取り決めを話し合うために、直接対話を行うように要請されることになる。