Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 特集
  • 日本の伝統衣装ファッションショー、UAEと日本の関係強化に貢献へ

日本の伝統衣装ファッションショー、UAEと日本の関係強化に貢献へ

着物は日本の伝統的な衣装だ。(AFP)
着物は日本の伝統的な衣装だ。(AFP)
Short Url:
13 Aug 2022 01:08:35 GMT9
13 Aug 2022 01:08:35 GMT9

サキナ・ジュザー

日本の伝統衣装である着物に焦点を合わせたファッションショー、「ルックアップ・ジャパン・ファッションショー」(Look Up Japan Fashion Show)が、9月10日に開催される。イベント管理会社の「ウエストフィールド」(Westfield)が今月12日の記者会見で発表した。着物は、数世紀にわたる日本のファッション史の象徴であり、これまでに何度か復活を遂げてきた。未来の都市であるドバイを舞台に開かれる今回のファッションショーも、そうした復活に向けた新たなきっかけになろうとしている。

会見会場には着物姿のアラブ首長国連邦(UAE)在留邦人らが集い、ショーの主催者への絶大なる支援を表明した。会場に集まった人々の中には、このショーの生みの親であるディレクターのRytshiko Kaneko氏の姿もあった。

このショーは、UAEと日本のさまざまなビジネスマンの尽力により実現した企画で、両国関係の重要性が強調されている。

グローバル・ピース・ファウンデーション会長のフザイファ・イブラヒム氏は会見で、「日本は、日出ずる国といわれている。一方のドバイ(UAE)は200を超える国籍の人々が暮らす国であり、私たちはこの『未来の国』で協力し合えることを心から幸せに思う」と述べた。

ショーの中心的デザイナーである村上裕子氏は、ドバイをコレクション会場に選んだのは、ナノテクノロジーや現代の素材を使って、民族ファッションにモダンな要素を加えたかったからだと述べた。

会見には、このショーの成功に貢献しようとする各業界の専門家も、在留邦人と共に出席。著名実業家のヤコーブ・アル・アリ氏、パキスタン人のモデルで歌手のアジーム・タヒルさん、ハリウッドの歌手ペルシアナ・デュロさんらの姿もあった。

9月のショーでは、ショーストッパーとして選ばれたインド人モデルのアエシャ・ムラさんが登場し、文化のユニークな融合と調和を表現する。

ムラさんは、インド映画界のいくつかのプロジェクトに主役として参加しており、最近ではヒンディー語の名曲のリミックスミュージックビデオを制作している。

ムラさんは早くも話題になっているショーについて、「とにかく初めての経験。私にとってインド国外での初のファッションショーになるだけでなく、日本の文化に触れること自体が初めてのこと。とても楽しみにしている」と話した。

着物は伝統的に、帯と呼ばれる幅広のベルトを締めて着用する。草履や足袋などの小物をうまく合わせてもよい。着物を着る行為は「着付け」と呼ばれる。

特に人気
オススメ

return to top