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リヤド:シーバ・モータースポーツ(Theeba Motorsport)創設者でサウジアラビア人レーサーのリーマ・ジュファリは、オーストリアで開催されたインターナショナルGTオープンのレース1で優勝したことを喜びながらも、レース2ではチームがリタイアを強いられ、最高の形で週末を終えられなかったことに悔しさをあらわにした。
夏休みの後、シーバ・モータースポーツはレッドブル・リンクでの開幕レースに参戦。ジュファリとそのチームメイトのアダム・クリストドウロウがプロアマ・クラスで優勝し、再び勝利をものにした。この結果、チームは2022年に入ってからのキャンペーンで、4度目のクラス優勝と3度目の総合表彰台を獲得することになった。
予選では終盤に2度、赤旗が提示され、グリッド決定戦でジュファリが順位を上げることができず、14番手からレースをスタートした。
ジュファリは最初のスティントを担当。好調なスタートを切り、オープニングラップで2つポジションを上げ、トップ10入り目前となった28分にピットウィンドウが開いた。
ジュファリはアンダーカット戦略を選択し、クリストドウロウに交代した。クリストドウロウはすぐにトップ10に入ってクラス2位をつかみ取り、その後トップに立ってフィニッシュラインを通過した。
優勝後、ジュファリは次のように語った。「表彰台に再び立てたこと、そして2022年の後半戦を勝利でスタートできたことを、とても嬉しく思っています。夏休みの間、人知れず懸命に努力してきたので、それがこのような形で報われたことに、とても満足しています。予選では少し課題が残りましたが、決勝では自分のスティントでうまくレースを展開できました。そして後半はアダムが素晴らしい走りで先頭に立ち、今季4勝目を挙げることができました」
レース2では、2人はこの成功を生かすことはできなかった。トップ10復帰を目前にして他チームに追突され、最後までダメージを負ってしまったためだ。
「今日はこのような形でレースが終わってしまい、悔しいです」とジュファリは語った。「サクセス・ペナルティがある以上、予選で良い成績を残すことが重要であることは分かっていましたし、アダムは4列目にマシンを並べるためによく頑張ってくれました。彼は最初のスティントで素晴らしい走りを見せ、私もピットストップの後、何とか挽回することができました。レース1で良いレースができた後、リタイアしなければならなかったのはとても残念。これは痛いです」